【認定交換留学通信】イタリア留学で感じる「英語」というツールを使いこなすことの素晴らしさ

今日は2021年後期にボストン留学を経験後、2022年前期にイタリアのトリノ大学に認定留学中のミヅキさんにトリノでの留学生活についてブログ記事を書いていただきました。

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こんにちは!イタリアのトリノ大学留学中の英コミ3年のミヅキです。2022年2月に開始したトリノ留学も、気づけば留学生活の折り返し地点に立っています。「友達といるとき」と「トリノの景色を眺めるとき」がこのトリノ生活で好きな時間であると思ったのでこの二点にフォーカスしつつ私の留学生活の前半戦についてお話したいと思います。

ずっと海外生活に憧れていた私は、このイタリアの地で新しい生活を始められることがまるで夢のようでした。しかし実際トリノでの生活は「自分の当たり前」がまったく通じない世界でした。留学生活を始めた当初は、携帯電話の契約、入寮手続き、在留許可証の提出など英語が母語でないこの国でするすべてのことに内心ドキドキだったのを今でも鮮明に覚えてます。しかし、慣れない異国の地での私の生活を彩ってくれているのはイタリア人そして様々な国からの留学生の友達でした。私は彼女達のおかげで間違いなく20年間の人生で一番濃くて有意義な時間を過ごせていると思います。イタリア語を話せない私にも優しく接してくれるイタリア人の友達、それぞれの国や文化についての話をしてくれる留学生の友達。そんな素敵な友達に囲まれながら毎日が新鮮で刺激的な日々を送っています。

「英語」という自分の母語でない言語を通して国籍やバックグラウンドの違う多種多様な人々とコミュニケーションを取る難しさを痛感しつつも「英語」というツールを使いこなせれば自分とは全く違う価値観を持った世界中の人々と繋がれる素晴らしさも肌で感じています。さまざまな国から来ている留学生の友達と文化や政治、社会問題などについて話すことがあります。その際には周囲に同調するのではなく自分の意見を持ち、それを恐れずに相手に発信すること、また他者の意見に耳を傾けて受け入れることの大事さを学びました。留学の前半戦を通してただ英語力を上げるだけでなく内面的にもかなり成長できたと思います。

そしてもう一つ、私は本当にトリノの街の景色が大好きです。特にお気に入りなのは部屋の窓を開けると「Mole」というトリノの象徴的な建物が私を出迎えてくれます。私の1日は朝、窓を開けてこのMoleに挨拶することから始まり夜にはMoleにおやすみと言ってから1日が終わります。時に窓を開けてMoleを見ながらイタリアの街にたそがれる時間がイタリアの留学生活らしくて私は大好きなのです。

少し長くなりましたが私はトリノでの生活が大好きです。これからも常に新しい出逢いに感謝をし、後半戦も自分らしく成長していきたいです。