本日より連載企画として、英語コミュニケーション学科の新任の先生方をご紹介いたします。第2回目は文化人類学がご専門の池田先生です。
英語コミュニケーション学科講師の池田陽子です。私の専門である文化人類学は、人と社会と文化に関する幅広いテーマについて多様な角度から研究する学問であり、社会のあたりまえの裏側を見る視点が魅力です。これまで、アメリカの都市部や日本の地域を研究対象にしてきました。ニューヨーク市では、コミュニティーガーデンでフィールドワークを行いながら、地域社会と都市環境について調査しました。
ニューヨークの緑地といえばセントラルパークなど大きな公園が有名ですが、特にローワーイーストサイドを中心に、市内のあちらこちらに近所の人びとが維持・管理しているコミュニティーガーデンが点在していて市の緑化にも貢献しています。日本では、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故からの復興について福島県沿岸の町を訪れて研究を行うなどしてきました。修士では国際関係学で環境政策を学んでいたため、環境はいつも関心のあるテーマの一つです。
アメリカ文化研究や英語の授業を担当しています。研究だけでなく、ペンシルバニア、オハイオ、ニューヨークで暮らしてきた経験を活かして、アメリカのいろいろな側面について掘り下げて伝えていけたらと思います。