ゆうせいチャレンジド(株)を訪問しました

こんにちは。教員の若林です。

7月8日に「基礎演習(若林ゼミ)」では、障がいのある方の働く現場である、特例子会社「ゆうせいチャンレジド株式会社」の世田谷支店を訪問いたしました。

特例子会社とは、障がいのある方の雇用を進めるための会社であり、ゆうせいチャレンジド株式会社は日本郵政グループの傘下にある特例子会社です。

ゆうせいチャレンジドでは180名ほどの社員の方がいらっしゃり、うちチャレンジド(障がいのある方について、社内ではこのように呼んでいるとのことです)は140名ほど、ほとんどが知的障がいのある方だそうです。

知的障がいのある方が企業で働く、というイメージがないという人もいると思いますが、現在は、知的障がいがあって企業で働いている人も多くいらっしゃいます。
(詳細は厚生労働省の説明などご覧ください)

ゆうせいチャレンジド株式会社の世田谷支店(昭和女子大学から徒歩圏内にあります)では、世田谷郵便局内の清掃を数人のチャレンジドで行っています。

実は清掃はとても奥深い仕事で、モップ・自在ぼうきの使い方、洗剤の調合など、様々な技術が必要です。

その作業を効率よくやるためには、さらには知的な障がいのある方がスムーズに作業できるようにするためには、様々な工夫が必要となります。

 

会社の入口
会社の入口
まず事務所でコーチの方々よりお話を聞きました
まず事務所でコーチの方々よりお話を聞きました
資料も見せていただきました。 壁にはチャレンジドの方たちのための教育資料がたくさん貼ってありました。
資料も見せていただきました。
壁にはチャレンジドの方たちのための教育資料がたくさん貼ってありました。
清掃作業を見守る(この写真の右の方の廊下でチャレンジドの方々がモップ掛け作業をされていました)
清掃作業を見守る(この写真の右の方の廊下でチャレンジドの方々がモップ掛け作業をされていました)
清掃道具を台車にまとめるという工夫です。 この台車を移動させながら清掃することで、道具を取りに行く手間を省いています。
清掃道具を台車にまとめるという工夫です。
この台車を移動させながら清掃することで、道具を取りに行く手間を省いています。

写真にはないですが、障がいのある方からは仕事のやりがいについて、また仕事を教えたりサポートをしているコーチの方々から日々の工夫について、直接お話を伺うことができ、とても有意義な見学ができました。

「障がいのある方の就労がうまくいっている時、彼らの目はいきいきとしている」と「就労支援サービス」の教科書には書かれていますが、まさにそのような社員の皆様のお仕事ぶりを見ることが出来ました。

ゆうせいチャレンジド世田谷支店の皆様、お仕事中にも拘わらず、見学させていただきありがとうございました!