昭和ボストンからの便り・第二弾

こんにちは!現代教養学科3年の松下です。私は半年間の留学プログラムに参加して、現在昭和女子大学ボストン校で生活をしています。
私がお届けするブログは第二弾になりますが、今回は11月26日のThanksgiving Dayについてお伝えします。
Thanksgiving Dayは、アメリカとカナダの祝日の一つです。日本語にすると感謝祭、もしくは勤労感謝の日が近いと思います。
この日は、普段は離れて暮らしている家族も、全員が一つの家に集まり、一緒に食事をとりながら収穫の恵みに感謝する日とされています。
Thanksgiving Dayの始まりは1620年にメイフラワー号に乗った清教徒が、新境地を求めてイギリスからアメリカ大陸のプリマス(Plymouth)という町に上陸した初めての年に遡ります(ちなみに、「アメリカの故郷(America’s Hometown)」とも呼ばれるプリマスは昭和ボストン校のあるマサチューセッツ州にあります!)

(EnchantedLearning.comから転載)

ですが、清教徒たちを待ち受けていたのは2月の厳しい冬の寒さでした。
プリマスにとって初めての冬で、食べるものに困っていたのですが、先住民であるインディアンたち(Native American)が彼らに食糧を分け与え、大自然の中での暮らし方を伝授し、農作物の作り方を教えました。
春が来るまでに仲間は失いましたが彼らは勤勉に働き、翌年の1621年の11月にお世話になったインディアンたちを招待して、初めて収穫した作物や野生の七面鳥(ターキー、Turkey)、タラやマスなど近くの海の幸を食卓にのせたお祝いの席を開いて友人と神の恵みに感謝した、という説が始まりです。

以上の写真は以前にField Trip で訪れた時のものです。メイフラワー号(レプリカ)とインディアンです。
そして、つい先日私はThanksgiving Dayを実際に経験する機会をいただきました。
というのも、昭和ボストンにはSHOWA FRIENDSHIP CIRCLE(SFC)といって、近郊に住んでいらっしゃる現地の方とパートナーを組み、休日などの空いた時間を利用して会ってコミュニケーションをとったりお互いの国の理解を深めたりする、という制度があります。
この制度で、私はあるご夫婦と組んでいるのですが、うれしいことにThanksgiving Dayの当日にご自宅のディナーに招待していただきました。少しですがお手伝いもさせていただきました。


まるまる一匹の大きなターキーを見るのは初めてでその大きさに圧倒されましたが、味がとてもしっかりしていておいしかったです。
SFCのおうちではターキーのほかにもクランベリーソースやマッシュポテト、スタッフィング、スウィートポテト、パンプキンパイなどとても豪華な食事をいただきました。どれもとても美味でした。
Thanksgiving Dayは感謝の日ということで彼らにお手紙を渡したのですが、とても喜んでいただけました。
留学生活も残りあと1か月半となりました。しっかりと学んで吸収しつつ、新しい自分づくりに向けていろいろ体験できるようにアクションに移していこうと思います!

(記事:シムゼミ3年・松下)