特別講義「知っていそうで知らない東南アジアの大国インドネシア」

シム先生が担当する「現代社会論」という授業では、毎回他国の事情や制度のあり方を取りあげ、学生にグローバル的な視野を持たせながら日本の社会事情や制度・政策の特徴について考えさせることが目的です。
これまで私たちは授業で、自分の気になる国を1つ選びその国に関する基本情報から教育や社会問題などについてプレゼンテーションをしたうえで、日本との相違や日本社会の特徴と課題についてディスカッションをしてきました。

そして2月7日に行われた最後の授業にあたる特別講義では、インドネシア出身のミヤ・ドゥイ・ロスティカ先生がゲストスピーカーとして来てくださいました!

ミヤ先生はインドネシアの民族構成、教育制度、社会問題および日本との違いなど私たちが今まで知らなかったことをたくさん教えてくださいました。
世界で最も多くのイスラム教徒が住む東南アジア最大の国であるインドネシアですが、人々の生活習慣、言語や信仰心は地域民族や島嶼によって大きく異なるのだと知り、大変驚きを覚えました。

それだけでなく、ミヤ先生はこれからのインドネシアについて「自由と統一のバランス」「学歴社会(グローバル)と民族文化(ローカル)のバランス」が重要であることも語られました。

 

ミヤ先生のお話から、日本人である私たちは東京オリンピックに向けて外国人に対する意識をもっと変えていかなければならないと強く思いました。
「外国人、○○人、○○宗教、○○語」などという表面的な先入観をもって人を判断するのではなくまず相手を1人の同じ人間として尊重し皆が対等に関わっていける社会を目指すべきなのだと新たに気づかされました。

ミヤ先生、このような大切なことに改めて気づかせてくださって本当にどうもありがとうございました!

 

(記事:2年・市川)