東明学林1日目~御坂峠を越えて河口湖美術館に行きました!~

こんにちは。今、現代教養学科2年生は学寮研修に来ています。
今回の学寮のスピーチ・プログラム課題図書が太宰治の「富嶽百景」ということで、1日目は移動バスの中から、作品が執筆された部屋が残る御坂峠天下茶屋を車窓見学することになっていました。残念ながら道路が工事中ということで別のルートを通ったため見ることはできませんでしたが、周辺の景色を見ることができ、太宰が見たであろう情景を鮮明に思い描くことができました。


その後は、河口湖美術館と河口湖木ノ花美術館に行きました。

河口湖美術館では、様々な人の感覚や視点で表現された富士山の絵画や写真が展示されており、富士山の表現がポイントである「富嶽百景」のスピーチに役立てることができそうです。
また企画展示では、アルフォンス・ミュシャ展が開催されていました。私は昨年の6月に国立新美術館の展覧会に行きましたが、あまりの人の多さにゆっくり見られなかったので思わぬタイミングで再会することができ、胸が熱くなりました。

~ミュシャの絵のモデルになった?学生~

スラヴ叙事詩で有名なミュシャは1900年頃に全盛を迎えたデザイナーで、女性を多く描きました。他の画家の作品で描かれる女性は「美しい」と思うことが多いと思いますが、ミュシャのポスターに描かれた女性たちは「美しい」はもちろん、「可愛い」と感じられる点が魅力だと思います。美術というと難しい印象がありますが、ミュシャが幅広い人たちに好かれるのはそういったこともあるのではないかと感じます。またポスターやパッケージなどに描かれているフォントも魅力のひとつです。今回、初めてミュシャを知った学生たちの興味がより深まると嬉しいです。

~河口湖木ノ花美術館~

明日は労作奉仕の後、今日の見学と富嶽百景を結びつけグループ発表をします。見学で感じたことを全て活かせるようしっかり準備していきます。

(記事:2年 赤坂)