【授業紹介】「消費と環境」SDGsつくる責任つかう責任 [2021年02月02日(火)]

「SDGsつくる責任つかう責任」

現代教養学科の科目「消費と環境」でグループ研究発表を行いました。私たちが調べて発表した内容を紹介します。

最近ではTBSでSDGsウィークとして、番組の中でSDGsについての話題が取り上げられるなど、SDGsに対しての注目度が増しているように感じます。
私たちはSDGsの中でも特にこの授業に関連し、私たちが貢献できるのはSDGsの目標12、つくる責任つかう責任だと考え今回これに焦点を当て、発表することにしました。
まず始めにSDGsについてです。
SDGsとは持続可能な開発目標のことです。SDGsは2015年9月にニューヨークの国連本部で開催された国連サミットで採決されました。SDGsというミレニアム開発目標が継承された、新しい目標です。2030年までに誰一人取り残さない、持続可能でよりよい社会の実現を目指しており、17のゴール、169のターゲットから構成されています。

今回私たちが注目するSDGsの目標12「つくる責任つかう責任」は、環境に害を及ぼす物質の管理に関する具体的な政策や国際協定などの措置を通じ、持続可能な消費と生産のパターンを推進することを目指しています。この目標12には、具体的なターゲット11項目があります。具体的には、食料の廃棄を減らし食料の損失を減らす、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する企業に対し、持続可能な取り組みを奨励する、などといった、企業と私たちができる取り組みがあります。

次につくる責任について注目していきます。
先ほども述べたように、SDGS目標12は持続可能な消費生産形態を確保することが目的です。その中で、最も課題とされているのが、資源不足です。そこで、資源不足を解決していくために、生産者側は4つのことを課題としています。1つ目は、高品質な資源開発。これは近年大きく注目されていることの1つで、例えば、シェールガスや太陽光というのは大きく注目されています。2つ目は、生産過程での廃棄物抑制。3つ目は、化学物質などの放出量低減。4つ目は、消費者へリユースやリサイクルの呼びかけをすることです。つくる責任として資源不足を解決していく取り組みを様々な企業が行っています。その中から、今回はパナソニックの取り組みを紹介したいと思います。パナソニックは商品を作る上で、「資源循環商品」というものを目標としています。資源循環商品というのは、まず商品を作り、その商品がお客様のお手元に届きます。その商品が何らかの理由で使われなくなった時に商品を回収します。その回収した商品から資源を取り出し、その資源で再び商品を作っていくことを言います。これは、資源を再利用するため、資源不足の解決に期待できます。また、兵庫県にパナソニックエコロジーセンターを建てるなど、積極的な取り組みを進めています。

次につかう責任について注目していきます。
資源を消費する側の、いわゆる「つかう責任」は、提供された資源を最大限に活用することが望まれます。消費する側での膨大な資源ロスなどが指摘されますが、ムダ撲滅への努力が必要となります。その中で私たちが出来ることは、食品ロスの削減、リデュースやリユースの取り組みに力を入れることだと考えました。

 

 

食品ロス対策は生産者だけでなく、わたしたちも日頃から実際することが可能です。
食品ロスを無くすためにできることとしては、賞味期限と消費期限の違いを理解することや、食材を買い過ぎず、買った食材は使い切り、食べきることが重要です。
食品の買いすぎは、買い物前に自宅にある食材確認を習慣化することや、買い物リストを作ること、食品を使い切るには、これまで捨てていた部分でも何か調理法がないかレシピサイトなどで、調べてみたり、近所の人におすそ分けをしたりすること、食品を食べ切るには、料理レシピの活用で別の料理に作り変えるなどの対策ができると思います。
家庭生活からほんの少しの注意をすることで、食品ロスを減らすことができるので、わたしたちも出来ることから小さな努力をしていきましょう。

2つ目にリサイクルやリユースにも気を配ることについて、世田谷区が実際に始めている取り組みを紹介します。

 

世田谷区では、ゴミを減らすためには、3Rよりも2Rを推進していこうという「世田谷区 2R推進会議」の取り組みが行われています。具体的な取り組みとしては、容器包装の少ない商品や環境に配慮した商品がどれなのか、その商品はどのくらい環境に負荷を与えているかなど、さまざまな情報を知り、考えて買い物を体験できるワークショップを開催しています。上の写真に写っているのは、「子どもエコ・マーケット」というワークショップで、「カティ」という通貨を使って、ほしいと思った品物が、どのくらいの環境負荷が発生しているのかいろいろ考えて買いものすることができます。
ちなみに、カティの値段はCO2をたくさん出すものやお水をたくさん使うものが高くなっていて、いつも買い物をするマーケットとは値段の基準が違っているそうです。これなら、子供たちも楽しく環境について学べると思いました。こうした、環境について学べる体験に子供のうちから参加すると、環境についての意識が根強く残り未来の持続可能な社会づくりに積極的になれると思いました。

まとめとして、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」は私たちの家庭から今すぐに実行することが多いです。
どれも本当に基本的なことですが、だからこそ、これらを達成することの難しさというのも、考えさせられると思います。
中には、現代の日本では、実感の湧かない目標もありますが、世界には未だに深刻な問題を抱えている国や地域があるということを物語っています。そして、それらの問題を他人事とせずに、皆で具体的に考え、行動することの重要性こそが、「SDGs」に込められた願い、と言うことができるかもしれません。世界的視点に立って、地球環境などの改善に貢献していく姿勢や活動を、積極的に評価していこうという機運がこれまで以上に高まりつつある、ということです。
世界の目標達成を私たちの暮らしから実現していきましょう。

長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。

(E班:佐藤、増田、岡本、山田)