【鶴田ゼミ】除籍本を使って「あおぞら図書館」開催!

こんにちは!鶴田ゼミ3年の安西と國谷です。東京も梅雨入りし、傘が手放せない季節になりましたね。さて、今日は梅雨入り前の5月15日に開催した取り組みの報告をします。
大学近くの世田谷公園で「三宿十の市」という三宿四二〇商店会主催の地域イベントの一画で「あおぞら図書館」という子供向けのコーナーを、私たち鶴田ゼミ(鶴田先生とゼミ生5人)と国士舘大学の西村研究室で企画・運営しました。

[ビールケースで子どもたちが手に取りやすい棚を作る]
今回は準備期間が短く、西村研究室の学生さんたちとお会いするのは当日が初めてで最初は緊張しました。朝の会場設営では、人工芝の敷き方やビールケースと木の板を用いての本棚の作り方を教わり、本は棚ごとに分類し、並べ方など細かいところまで話し合って準備を進めました。当日使用した本と紙芝居は区立下馬図書館の除籍本をお借りしました。

[絵本の配置を試行錯誤中]
イベント開始時間になると、あっという間に「あおぞら図書館」が子どもたちの笑顔でいっぱいになり、とても嬉しかったです。
お絵かきコーナーでは、机全体に模造紙を敷き詰めて貼り、一枚の大きい紙にして子どもたちに好きな本の絵を書いてもらいました。お絵描きを通しての子どもたちとのコミュニケーションは勿論のことですが、親御さんともお話することができ、コミュニケーションの輪とはこのように広がっていくのだなと痛感しました。

模造紙は合計16枚準備したのですが、子どもたちの絵を描くスピードが想像していたよりも早く、全ての模造紙を使い切ってしまいました。反省としては、模造紙の準備する枚数を今回よりも多くすることや、子どもたちが模造紙に届かず余白となってしまった部分も多かったため、机の並べ方を変えることを反省とし、次回開催(9月17日の予定)への目標にしていきたいです。

[お絵描きコーナーで模造紙の貼り替え]
また、ゼミ生による紙芝居も行いました。私たちにとって紙芝居の読み聞かせは初めての経験で、とても緊張していました。紙芝居の選書時は「どんなお話に興味をもってもらえるだろう」「青空の下ならではのお話はないかな」などと悩み、下馬図書館館長さんのアドバイスなどもいただきながら選書しました。

[一生懸命紙芝居を見てくれる子どもたち]
当日、多くの子どもたちが集まり、皆、真剣な眼差しで紙芝居を見てくれ、読み手としても嬉しい限りでした。紙芝居を通して、地域に携わる人々、子どもたちとの貴重な交流を経験することができました。さらには、活動の中で子どもたちとの距離感や読み聞かせの課題点なども見つけることができたので今後の活動にぜひ活かしていきたいと考えています。
あいにく天候の影響で前日(5月14日)の「三宿十の市」は中止となってしまいましたが、9月に行われるあおぞら図書館では快晴を願い、また多くの子どもたちの笑顔が見られるように企画案を練っていきたいと思います。

記事:3年安西・國谷