専門科目【CLAプロジェクトB】プロジェクト活動を円滑に進めるための“コミュニケーション”

こんにちは、現代教養学科1年の加藤愛歩です。

本学科には『CLAプロジェクトB』という授業があります。
今回はその授業の一コマをご紹介します。

『CLAプロジェクトB』は、プロジェクト学習の手法を学び、実習を重ねてマインドとスキルを養う授業です。
先日行われた第四回の授業では、世田谷パン祭りのPRディレクターである寒河江麻恵さんをお招きして、マナーについて学びました。

寒河江さんには、最初にプロジェクト活動におけるマナーとして大切なことについてお話ししていただきました。

プロジェクト活動において避けられないことは、地域や企業の方々など外部の方への取材です。
取材では、「コミュニケーション」が基礎となります。寒河江さんは、取材対象が大学内部の関係者であっても、外部の方であっても、「相手と向き合い『伝える』と『聞く』を循環させる」ことでコミュニケーションが成立するとしました。
内部での情報共有、外部との交渉や取材。状況に合わせたコミュニケーションを実施することで、プロジェクトを円滑に進行させることができます。また、内外関わらず認識にズレが生じることも減り、理解や協力を得ることもできます。

取材・交渉・提案など、外部とのコミュニケーションを実施する際に必要なこととして、プロジェクト概要の資料を制作して取材対象者に用意するというお話がありました。これは、自分のプロジェクトについて理解してもらい取材を受けやすくするための、相手への思いやりだそうです。
また、その際の資料は客観的にみて第三者に伝わりやすい内容かどうかが重要です。入念にチェックする必要があります。これらを済ませた取材当日は、一方的に話すのではなく、相手の話を聞きながら進めることが大事です。
取材後はお礼の一報を早急に入れ、原稿を相手に送り事実確認をした後、記事の完成原稿を送ります。

以上のお話を受け、所属しているプロジェクト毎に分かれて、取材計画書を作成するというグループワークを行いました。
所属プロジェクトに関わる取材内容で各自テーマを設定し、外部の取材対象をピックアップすることが求められました。私が所属しているCLA Reporters & Magazine は、現代教養学科20周年記念行事が11月に行われることを踏まえて、本学科の卒業生と在校生の対談をするというテーマで話し合いを行いました。また、事前にリサーチする内容や、当日質問する項目、事前にやっておくべきことなどをピックアップして発表しました。

寒河江さんから、全てのプロジェクトの発表で良かったところや改善点などを丁寧にご指摘いただきました。これまで多くの企画に関わってこられ、その豊富な経験に基づいたアドバイスは、的確で学ぶべきことが多かったです。そのおかげで、取材企画書をより実行可能な内容に改善することができました。

今回の授業では、夏休み前の、プロジェクトが本格的に始動する段階での素晴らしいインプットとなりました。
実はこの授業をとっている一年生は私一人しかいません。一足先に価値あるご教示をいただけました。取材時のマナーは、プロジェクト活動が盛んな本学科に留まらず、就職活動や、就職して会社に勤めるようになってからも必要とされるスキルです。プロジェクト以外でも生かす場は多くあります。プロジェクトに参加してまだ一ヶ月の今、これから三年間の道程で、今回の経験を生かした活動を行っていきたいです。

寒河江さん、貴重な機会をありがとうございました。