こんにちは!
現代教養学科2年、CLAレポーターズの勝亦と増田です。
私達は、今年から着任されました、相尚寿先生が担当している『未来技術と社会』という授業について紹介します。
この授業のテーマは、空間情報という場所や地図に関連したデータの扱い方を学び、さらに自分たちで昭和女子大学周辺の調査を行なってデータを取得して分析する手順を実践することです。
授業内容として、前半の授業では、この授業で使用する『QGIS』という地図のソフトを使い基礎的な操作方法を学びます。後半の授業では、現地調査をし、そこから得られた情報について議論し、発表をします。
皆さんは自分で地図を作ったことがありますか?作ったことがあるような人は少ないと思います。私達も初めて地図ソフト『QGIS』を使用し、地図を作り上げました。QGISでは、地域ごとの人口や通っている鉄道路線などのデータを地図上に出すことができます。ここまでを聞くと難しいのでは?と思われますが、大丈夫です。前半の授業で詳しくQGISについて教えてもらいます!
そしてそのQGISを使い、班に分かれて、実際に町に出て、データを収集しました。今回は昭和女子大学付近の自動販売機(水の値段)・ATM(開店.閉店時間)のデータを集めました。
120件以上もの多くのデータを集めることができました。
その集めたデータを班ごと地図上に表し、そこから考えられること、読み取れることを、発表していきます。
勝亦たちの班は集めたデータから、『自動販売機の何段目に水が売られているか』に注目し、データを入力して地図をつくりました。そして自動販売機の水の販売位置から見える属性について考えました。
増田の班では、自販機に焦点を絞り、授業で得た情報をもとに、地域の特徴を考察しました。内容としては、三軒茶屋には幹線道路が通っていることから、ドライバーが一定数いて、自販機の需要があること。また、幹線道路沿いに自販機が多いことから、幹線道路沿いは人通りが多いことなどが分かりました。さらに大学の周りに自販機が多いことから、人通りが多いと推測しましたが、人の動きに関するデータがなく、この考察の立証には至りませんでした。
前期の授業は、終了してしまいましたが、今後、何らかの機会で、地図を作り、郊外学習をする際には、今回のこのような反省点も含めて、幅広く、発展的な学習ができたらいいと思っています!
発表を聞いてみて、このように同じ情報を共有していても班ごとに違った分析結果が出て、面白いと感じました!
皆さんも自分の地図を作ってみませんか~?
現代教養学科2年 勝亦・増田