こんにちは。鶴田ゼミです。
7月9日(水)に、「三茶水かけ祭り2025」に向けて、こどものひろば公園内に設置されている震災対策用応急給水槽(給水ステーション)の見学に行ってきました。
「三茶水かけ祭り」とは、公園内の給水施設を使った“水かけバトル”を中心に、さまざまな楽しいプログラムが用意されたイベントです。給水施設の周知を図る取り組みであり、近隣にお住まいのみなさんに気軽に参加してもらいながら、災害時に備える意識も持っていただきたいと計画しています。
【イベント情報】
防災イベント「三茶水かけ祭り2025」
日時:2025年7月19日(土)10:00〜12:00
会場:世田谷区立こどものひろば公園(下馬2丁目)
主催:三茶水かけ祭り実行委員会
詳しくはこちら
https://machidoraku.jimdofree.com/
こどものひろば公園には、災害時の飲料水を確保することを目的として、東京都によって給水施設が設置されています。
この施設では、なんと1,500tもの水が蓄えられており、3日間で全ての水が循環・入れ替えされる仕組みになっているため、常に清潔な状態が保たれています。災害時には、1人あたり1日3リットルの水が必要とされますが、この施設ではおよそ50万人分の水をまかなうことができます。そして、飲料水として利用可能なのです!
さらに、震度5以上の地震が発生した際には、自動的に水の供給を停止する機能が備わっており、外部からの汚染を防ぐ設計となっています。
地下に降りると、蛇口のついた銀色のパイプがずらりと並んでいました。これは「可搬式給水栓」と呼ばれるもので、ホースを接続することで、災害時にも簡単に配水ができるよう工夫されています。
さらに地下2階には、給水の際に使用するバケツやホースなどの備品がしっかりと整備されていました。
今回は、水かけ祭りでの手順と当日の設置場所を確認するため、実際に放水ホースの設置を試させていただきました!
地上で水道管1本につき三脚台を2台設置し、ホースで給水ステーションの外側にある応急給水口と接続しました。
ところが……水が出てこない!?
原因を調べたところ、元栓を回す回数が足りなかったことが判明しました。
この経験から、災害時に確実に水を使えるようにするためには、日頃からの点検や訓練が欠かせないと実感しました。
今週末、7月19日(土)10時から12時、こどものひろば公園にて、「水かけ祭り」を行います!
水かけバトルのほかにも、バケツリレーや消火器トライアル、そして、冷やしパインやトルティーヤ巻きなど、ちょっと休憩しながら味わっていただきたいものも用意しています。
当日は、給水施設の水を飲んだり、持ち帰ったりすることも可能です。持ち帰りを希望される方は、ぜひペットボトルをご持参ください^_^
イベント開催まであとわずか。ゼミでは、皆さまに楽しんでいただけるよう準備を進めています!楽しく防災について一緒に学びましょう。たくさんのご参加、お待ちしております!
(記事:3年 根本・遠藤)