こんにちは!現代教養学科の魅力を発信する学生広報メディアのCLA Reporters&Magazineです。
私たち現代教養学科2年生85名は、10月8日(水)から10月10日(金)にかけて海と自然が豊かな房総半島の南館山市で学寮研修を行いました。
学寮研修とは、昭和女子大学の特色の一つである学科ごとに行われる宿泊型研修で、
その最大の特徴は、研修の企画、運営が全て学生に委ねられていることです。昨年は1年生と3年生で学寮研修に行き、当時1年生だった私たちは企画、運営ともに3年生の先輩方に頼りきりでしたが、今年は2年生だけの学寮だったため、学びと楽しさの両立を図るべく、「思い出を形に」というテーマのもと、学寮委員を中心に2年生全員で協力し合いながら3日間を過ごしてきました。様々な経験と多くの学びを得てそれを形に残してきた、充実した学寮研修の3日間の学びを2回に分けて紹介します。今回は1日目と2日目前半のレポートです。
学寮研修1日目
【Shiseido Beauty Parkの見学】
1日目の最初のプログラムは、学科の学びである3本柱の「社会構想」をテーマに横浜のみなとみらいにある資生堂さんの「Shiseido Beauty Park」を見学させていただきました。
事前課題で資生堂という企業について調べた際、SDGsやジェンダー平等、サステナビリティへの取り組みなど、美を通じて多様性を尊重する姿勢に強く関心を持ちました。
実際の見学では、資生堂の方から「美」を中心に社会課題に向き合う企業の考え方を伺い、商品やサービスを提供する背景にある想いを知ることが出来ました。
また、持続可能な社会を作るためには私たちが我慢するだけでは実現できず、新しい価値を生み出すイノベーションが必要だという言葉が印象に残りました。
一人ひとりが自信を持って、自分がありたい姿でいられるという考え方は学科のテーマである「多文化共創」と深く結びついていると感じました。多様性を尊重し、互いの違いを受け入れることで、自分らしさと他者のらしさが共に生きる社会につながると思いました。
今回の見学を通して、学びを社会の現場と結びつけて考えることが出来ました。(日野真絢)


【横浜中華街の散策】
次のプログラムでは、中国様式の門や建物・お店が多く立ち並んでいる横浜中華街に中国文化を体験し、多文化理解を育む目的で訪れました。
班での自由行動で、様々な中国料理を食べたりと、それぞれが楽しみました。
散策をしてオーバーツーリズムや外国人労働者の増加、それに伴う強いマーケティング力に気づかされました。また、解決策として、飲食スペースを設置することや、ゴミ箱の増設などがあげられました。
普段なら見逃してしまう気づきを、解決策として提案できた良い機会でした。
これからの社会調査などに役立てられたらと思います。(玉木結衣)


学寮研修2日目(前半)
学寮2日目には、1日目に行ったShiseido Beauty Parkの見学や横浜中華街の散策を通して考えたことを班ごとに共有しました。
共有の中では、企業のサステナビリティへの取り組みだけでなく、私たち一人ひとりも消費者として責任ある行動をとるべきだという意見が挙がりました。
また横浜中華街の散策では、多言語表記が少なく外国人観光客には利用しづらい点や、クレジットカードが使えない店舗が多いなど、決済方法の選択肢に課題があるという指摘もありました。
班ごとに改善策を提案するなど、多角的な視点を共有し合う有意義な時間となりました。(宮林明莉)

