こんにちは、鶴田ゼミ3年です。
11月15日(土)、16日(日)に世田谷公園にて「三宿あおぞら図書館2025」を開催いたしました。

「三宿あおぞら図書館」は、あおぞらの下で「本を通じて人のつながりをつくり、地域の“お知り合い”をつくること」を目的とした地域交流を育むイベントです。
三宿四二〇商店会、国士舘大学都市デザイン研究室、昭和女子大学鶴田研究室、世田谷区立下馬図書館、世田谷区立平和資料館、一般社団法人パウリブプラスが共催して行われました。
世田谷公園とHOME/WORK VILLAGEを会場に行われました。
世田谷公園では、「あおぞら図書広場」、「あおぞらマーケット」、「ワンコあおぞらピクニック」という3つのブースに分かれて行われました。
まず、「あおぞら図書広場」では世田谷区立下馬図書館の本を芝生の上に広げ、絵本を親子で読むなど三宿のあおぞらの下で思い思いに本を楽しんでいる様子が印象的でした。また読み聞かせもあり、多くの子どもたちで賑わっていました。

次に、「あおぞらマーケット」では三宿四二〇商店会による屋台四二〇の出店や世田谷区2R推進会議によるゴミ削減について学べる書籍などの展開がされました。商店会のお店で食事をする人が多く見られ、三宿のお店を味わう良い機会だと感じました。

そして、「ワンコあおぞらピクニック」では一般社団法人パウリブプラスによる犬への読み聞かせや犬の譲渡会などが行われました。
犬と人の共生のまちを目指すパウリブプラスさんならではのコンテンツで、犬との関わりを楽しむ様子が印象的でした。
普段から犬のお散歩として世田谷公園を利用する人が多いからこそ、犬に関するイベントに興味を持った人も多かったのではないかと思います。
また、世田谷区立平和資料館では平和についてのパネル展示や絵本が設置されました。

さて、私たち鶴田ゼミは、あおぞら図書広場で行うコンテンツを国士舘大学の西村研究室の皆さんと共に、夏休み前から打ち合わせを重ねて準備に取り組んできました。
今年は「えほんうらない」「絵本工場」「クイズラリー」「えほんにジャンプ!」の4つのコンテンツを用意しました。
秋らしい暖かな気候と晴天であったこともあり、2日間で150人程の人が訪れました!
「えほんうらない」では、いくつかの質問に答えてもらい、それぞれに合ったおすすめの絵本を紹介しました。紹介した本について読んだことがあると言ってくれたり、読んでみると言って真剣に本を読んでいる姿が印象的でした。その時に読む時間がなくても絵本の題名と作者の名前が入ったしおりを渡すことで、今度読んでみると言ってくれたため、しおりを作って良かったと思いました。

「絵本工場」では、世界に一つだけの絵本を作ろうという目的のもと、多くの人が思い思いにお絵描きに没頭していました。子どもだけでなく親御さんも一緒になって取り組んでおり、コミュニケーションが活発に行われていました。創造力を膨らませながら自分の書いた絵本を大事にしてくれている様子を見て、思い出として持ち帰ってもらえるものが提供できたように感じます。

「クイズラリー」は平和資料館や下馬図書館の皆さまにもご協力いただきました。スタンプ5つを集めることで、ここでしか手に入らない景品(缶バッジ)と交換しました。クイズ3問(平和資料館に1問、あおぞら図書広場の下馬図書館ブース付近に1問、平和の祈り像付近に1問)に答えてもらい、残り2つは「えほんうらない」「絵本工場」「えほんにジャンプ!」のいずれか2つに参加することでスタンプがもらえるという仕組みにしました。他コンテンツへの参加促進にも繋がり、非常によかったと思います。
「えほんにジャンプ!」では、絵本の世界に自分が入ったらどうするかを想像して紙に書いて貼ってもらうという内容でした。想定したよりも年齢が低い子どもたちが多く、お絵描きが中心になりましたが、子どもたちが描いた絵を親御さんが写真に撮るなど、楽しそうな様子が見られました。

私たちが企画したコンテンツを通して皆さんの思い出に残り、今後の本に触れるきっかけになっていれば嬉しいです。
当日は来てくれた子どもたちのとても楽しそうな様子を見ることができ、大変なこともありましたが、やって良かったと思うことができました。また、世田谷公園に遊びに来たついでに寄ってくださった方も多く、気軽に立ち寄ることができることがこのイベントの良さではないかと感じました。
企画から当日の運営までを経験したことで、地域の方々と一緒に場をつくることの難しさと面白さを学ぶ機会となりました。
参加してくださった皆さん、ご協力いただいた皆さんありがとうございました。
(記事:鶴田ゼミ3年 田所・和田)