【CLA Report – 2025 Vol.9】現代教養学科(CLA Creative Lab)×附属中高、中高大連携ワークショップVer.1~画一化された美はいつから意識するようになったのか?

こんにちは。現代教養学科の学生メディア、CLA Reporters & Magazine*1 の現代教養学科3年 石井碧、酒井響です!
12月2日(火)に、昭和女子大学付属の中高生8名とともに行われた「美」に関するワークショップに参加しました。
本記事では、その様子をお届けします!

今回ワークショップを主催したCLA Creative Lab *2 では、前期に Z 世代を対象にして美に関する調査、アンケートを行いました。
調査からの考察として、「そもそも画一化された美はいつから意識するようになったのか」を議論する中で、「中学、高校時代に形成されるのではないか」という仮説が導き出されたことから、今回の中高生とのワークショップが企画されました。

ディスカッションテーマは「画一化された美の形は、中高生で形成された価値観が大きな影響をもたらしているのではないか」とし、大学生と中高生との間で「美」に対する価値観について活発な意見交換が行われました。

CLA Creative Lab メンバーの大学生を中心にワークショップが行われていきます

ワークショップ冒頭の自己紹介では、美容面で参考にしている媒体の共有が行われました。
中高生・大学生ともに、TikTok、Instagram、YouTubeのようなSNSが中心でしたが、美顔度を採点できるアプリケーションや知人からの意見を参考にしている学生もいました。

ディスカッションの内容は、美にまつわる「今の悩み」や「興味のきっかけ」「誰をロールモデルとしているか」などさまざまで、中学生、高校生、大学生のそれぞれの視点や意見を共有しました。

高校生3名、中学生5名が参加。大学生を中心に日常生活の中での「美」について話し合いました

○ディスカッションの様子

Aさん、Bさん(高校2年生) Cさん、Dさん(中学3年生)

  • 「美」に関する悩み

Aさん:自分に合うものが分からない
Bさん:ダイエットが成功せず、モチベーションにも波がある
Cさん:パーソナルカラー診断で毎回違う結果になってしまう
Dさん:普段化粧をしないから、何を使っていいのかがわからない

どの生徒さんも「自分に似合うものは何か」ということに悩んでおり、大学生と同じような悩みを抱えていました。

  • 「美」について意識し始めたのはいつから?

Aさん:好きな洋服と縮毛矯正がきっかけ
Bさん:長期休暇中にネイルをしてみようと思ったこと
Cさん:ショッピングサイトを見るようになってから
Dさん:アイドルオタクの人たちのファッションに憧れた

  • スマートフォンの使用について

Aさん:小学3年生からスマホを持っている
Bさん:制限はあるけれど、インスタグラムはよく見る

  • 「画一化された美」を感じた場面はあるか

Aさん:洋服を買いに行った際、S・Mサイズと2つのサイズしかなかったことから、いろんな人が着られるようにすれば良いのにと感じた
Cさん:意識をする子はしているが、人によるなと感じている

参加した中高生と大学生は、一見近い価値観を持っていそうな世代ですが、その価値観は現在の大学生が中高生だった頃とも異なりました。大学内だけの議論では出ない新鮮な視点に、大学生側がハッとさせられる場面も多くありました。

「美」について以外にも、学校生活や日常生活についてさまざまなお話ができました

ワークショップの最後には、ディスカッション内容の共有と感想発表が行われました。
参加した中高生からは、「同じ敷地内にいる大学生と関わることができてよかった。」「みんな違う軸で「美」についての意見があって、自分も少しずつスタートしたいと思った。」などの声が寄せられました。

また、冒頭のCLA Creative Labの仮説に対しては、「画一化された美の形はないのかもしれない」という新たな仮説が導き出されました。
今回のディスカッションで中高生の意見を聞くなかで、特に画一化された美の形が見られなかったことから、大学生の自分たちが当時を振り返った時も同じだったかも知れない。もしかすると、後々影響を受けたものを、元からあったもののように感じている(=自分で画一化している)だけかも知れない、という新たな発見がありました。

普段同じ敷地内で学んでいても交流の機会は多くないため、今回のワークショップは、中高生・大学生のどちらにとっても貴重な意見交換の機会となりました。今後もCLA Creative Labでは、附属中学、高校との連携を継続していく予定です。


*1 CLA Reporters & Magazineとは

現代教養学科の広報メディアとして、学生の目線から現代教養学科の魅力を発信しています。学生が企画立案から取材、撮影、編集までを行い、年1回発行される受験生向けの学科広報誌「CLA Magazine」や、学科ブログなどで情報発信を行っています。2025年度は、SNSでの情報発信にも挑戦する予定です。

*2 CLA Creative Labとは

現代教養学科で学ぶ、1.なぜを問う力、2.課題間の関係性を考察する力、3.多様な価値観を繋ぐ力、を実践する産学連携プロジェクトです。2025年度は、業種の異なる大手企業3社と連携し、企業と学生が「フラットな立場」での議論を繰り返すことにより、新たな価値の創造に繋がるようなコミュニケーションデザイン(Communication Design)の構想を目指しています。