こんにちは。現代教養学科の学生メディア、CLA Reporters & Magazine*1 の現代教養学科3年 石井碧、酒井響です!
1月21日(水)に、CLA Creative Labと見山ゼミの共催でTDK株式会社様をお招きし、キャリアデザインプロジェクトVol.1「BtoB企業の仕事を知ろう」を開催しました。
今回のプロジェクトテーマは、「BtoB企業の仕事を知ろう」ということで、BtoB企業での働き方を理解する第一歩として、BtoB製造業であるTDKの文系出身者の仕事と働き方を女性社員の方に直接お伺いすることを目的に企画されました。
今回の企画について、プロジェクトの顧問教員である現代教養学科の見山先生に伺ったところ、「文系学生は、BtoC(企業→消費者)の製造業やサービス業に就職する人が多いイメージがあります。確かに学生にとって身近な仕事かも知れません。だからこそ、それ以外の選択肢を学生に持ってもらうために、BtoB(企業→企業)の製造業でどんな文系出身者の仕事があるのかを、学生自身が女性社員の方に直接伺う機会をつくりたいと思いました。」とお話くださいました。
本記事では、当日のプロジェクトの様子をお届けします!
TDK株式会社は、東京工業大学で開発されたフェライトという磁性の技術の産業化からスタートした売上高2兆円を超える世界的な電子部品メーカーです。私たちの親世代には、世界初の音楽用カセットテープを開発した会社というイメージが強いと思いますが、現在はスマートフォンや電気自動車などに不可欠なバッテリーや電子部品などをグローバルに提供する、日本を代表する世界的な電子部品メーカーです。多くの部品が世界的なシェアを有しており、私たちにとって身近な製品や社会インフラを根幹から支えている企業です。その一方でBtoB企業の仕事は、学生にとって具体的なイメージを持ちにくい分野でもあります。
今回は、営業、人事、資材調達部門から4名の方にお越しいただきました。
はじめに日本営業統括部長の野中さんより、企業としてのTDKのお話をお伺いした後、女性社員の方々から部署ごとの仕事内容や就活時代のエピソードをお聞きしました。
〇人事部 本田さんより

人事部採用担当の本田なごみさんからは、電子部品業界の魅力や、TDKにおける人事の仕事内容についてお話をいただきました。
電子部品業界は、スマホをはじめとしたデバイスなどのICTネットワークや自動車、産業機器など、幅広い分野を支えており、多くのメーカーと関わりながら成り立っています。そのため、高い収益性と安定性を持つ業界であることが特徴です。また、部品という形で提供される技術や製品を通して、世界中の人々の生活を支えていることから、自身の仕事を身近に感じられることも魅力として挙げられていました。TDKでは、新技術開発に向けた積極的な投資を行うとともに、世界陸上へのスポンサー参加など、社会との関わりを大切にした取り組みが行われていることを知ることが出来ました。
〇営業部 大久保さんより

次に営業部門の大久保貴咲さんからは、ご自身の就活体験談や具体的な業務内容についてご紹介いただきました。大久保さんは、留学を通じて感じた日本の「モノづくり」への想いと、人と接する楽しさを軸に、グローバルメーカーを志望されたそうです。
実際のBtoB営業は、単に製品を売るだけでなく、顧客の課題と社内の技術・工場などの他部門をつなぐ「調整役」としての側面が強いといいます。そのため、チームワークや長期的な信頼関係の構築が重要になります。また、社内の他部署とクライアント間での板挟みになる苦労がある一方で、互いにサポートしあいながら乗り越えていく風土や、産休・育休制度などライフステージに応じた働きやすさも整っており、やりがいを持って働ける環境であることを魅力としていることが理解できました。
〇本学卒業生 小野さんより

最後に、昭和女子大学のOGである小野真菜美さんからは、コロナ禍における就職活動や、志望先企業選びに向けた準備についてお話いただきました。当初は国際学科卒業ということもあり、旅行業界や航空業界を志望されていましたが、大学3年時のコロナ禍を機に、メーカーや専門商社、リース業界へと視野を広げ、早期から大学のキャリア支援センターを活用する中でTDKに出会われたそうです。就職活動中は、ご自身で情報を集められ、企業の事業活動の流れを価値創造の観点から把握するバリューチェーン分析なども行ったとお話されていました。また、入社後の自己成長を見据え、読書を通じた言語化力の向上や資格取得などの「インプット」と、グループワークなどでリーダーを務める「アウトプット」の両面から、着実に準備を進められた姿勢がとても参考になりました。
そしてイベントの後半では、3つのグループに分かれ、TDKの本田さん、大久保さん、小野さんが各グループを順番に回る形で双方向の質疑応答の時間が設けられました。
電子部品業界を選んだ理由や就活生時代のエピソード、将来どのようなキャリアを歩みたいかなど多くの学生が自分の現状と重ねるような形でお話を伺っていました。
企業説明会や就職イベントではなかなかできないような質問もすることができ、自分自身のキャリアについて改めて考える貴重な機会となりました。

<学生の感想>
・これまではメーカーの仕事の解像度が低く、自分がメーカーで働く姿は想像できていませんでしたが、今回のお話を聞いて仕事のやりがいや、自分の生活とどれくらい身近なものなのかを知ることができました。
・1つの職種だけでなく、3つの職種の方のお話を聞くことができ、各職種に関する解像度が上がりました。また、電子部品業界という、遠いようで意外と近く、不可欠な存在の業界について知ることができ、業界研究を深めたいと思いました。
・実際に働く三人の方のお話を聞けて、それぞれ違った就活軸やキャリアプランがあり、非常に興味深かった。
・女性の営業職という興味はあるけど実際にお話を聞くことが少ない方のお話を聞くことができ、非常に貴重な機会となったと同時に選択肢が1つ増えるきっかけとなった。
・電子部品メーカーはまったく見ていなかったので、新たな出会いをすることができました。また、全国転勤の魅力も知ることができ、今後の就職活動の幅をより広げようと思える貴重な機会でした。
・漠然とした企業のイメージが明確となる良い機会だった。直接昭和女子のOGの就活について聞くことができ、就活のポイントや重視していたことが聞けて良い機会だった。
・TDKという会社について詳しく説明を聞くことができ、OGの方の就活体験談に関してもとても為になるお話ばかりでした。BtoBの営業の仕事の中身を知ることができて自分の視野も広がりました。
・野中さんが「BtoBで遠いけれど意外と身近にあるのが電子部品メーカー」とおっしゃっていたことが特に印象に残りました。身近であるほど気づかないということを学んだからです。きっと電子部品メーカーだけでなく、他にもそのようなメーカーはあるのだろうと考え、業界研究を深めたいと感じました。
・TDKは表立って見えないところで私たちの生活や当たり前を支えている企業なんだというイメージを持ちました。縁の下の力持ちとして社会を支えているんだなということに気付いて私自身もBtoB企業への興味が湧きました。
<TDKの方からのコメント>
BtoB企業の魅力を知っていただけたことを大変嬉しく思うと同時に、学生の皆さんの率直なお悩みをお聞きでき、私にとっても非常に貴重な機会となりました。
これから先、さらに悩むこともあるかと思いますが、皆さんが自分に合った道を見つけられるよう、心より応援しております!(本田さん)
TDKという会社を知ってもらう貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。
少しでも営業職を考えるきっかけとなれれば幸いです。
ご縁がありましたら、TDKでお会いし一緒にお仕事できる日を楽しみにしております。
(大久保さん)
もしTDKを検討しているものの就活や今後のキャリアプランなどで行き詰りそうな場合、OG面談を通して熱心な学生さんへ協力できたらと思っております。キャリア支援センター経由でご連絡頂ければと思います。(小野さん)
*1 CLA Reporters & Magazineとは
現代教養学科の広報メディアとして、学生の目線から現代教養学科の魅力を発信しています。学生が企画立案から取材、撮影、編集までを行い、年1回発行される受験生向けの学科広報誌「CLA Magazine」や、学科ブログなどで情報発信を行っています。
*2 CLA Creative Labとは
現代教養学科で学ぶ、1.なぜを問う力、2.課題間の関係性を考察する力、3.多様な価値観を繋ぐ力、を実践する産学連携プロジェクトです。2025年度は、業種の異なる大手企業3社と連携し、企業と学生が「フラットな立場」での議論を繰り返すことにより、新たな価値の創造に繋がるようなコミュニケーションデザイン(Communication Design)の構想を目指しています。
2026年度の新カリキュラムからは「ソーシャルデザイン ラボ」として授業化が決定!
更に活動をPOWER UPさせて行きます。
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