研究員の「帰国報告会」を開きました(6月20日)
プロジェクトのメンバーである原匠(はらたくみ)先生(足立学園中学校・高等学校理科教諭)の「帰国報告会」を6月20日(土)午後に開きました。原先生は昨年度までの2年間、フランクフルトの日本人学校(フランクフルト日本人国際学校)に文科省から派遣されていました。またその前には、JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊の一員として、ラオスの教員養成学校に行かれていました。
私学の教員が2度も海外で教える経験をすることはあまり例がなく、貴重な海外体験についてお話を伺いたいと考え、プロジェクトの中でお話を伺う会を開きました。
ラオスでの活動については、授業改善(研究授業の実施援助・学生実験の補助・実験室の整備・学習定着状況の把握・他校との交流)・ICT活用(電子黒板の利用促進・ビデオ授業の導入)・自然科学への興味関心の向上(サイエンスキャラバン)・小中高校教育の向上(教科書の把握・教科書の比較・簡単な実験の開発普及)等に取り組んだことを紹介された上で、ラオスで学んだ「これからの日本の教育を受ける人に必要な真の力」として、「人間力(人として正しくあるべき=世界共通)」「日本人の精神(時間を守る、勤勉、礼儀正しさ、整理整頓、清掃、清潔、躾、共存)「異文化理解(「異文化理解」とは「非常識への敬意」)」「正しい知識と情報」」「覚悟(やり切る覚悟はありますか?)」を指摘されました。
フランクフルトの日本人学校については、基本的に日本の教育と同じ内容で行われているが、現地の学校との交流があり、生徒が国際的視野を持てるようにしていること、生徒たちは学力が高く国際人として成長していることに触れられました。そしてドイツで学んだこととして、「意外と大きな国、日本(国土、人口、言語)」「世界で一人負けの日本(経済、国力、世界的地位)」という現状認識から、「これからの日本の教育を受ける人に必要な真の力」は、「一人ひとり違っていい」ことを認めた上で、「自由と責任」「強み(個人、歴史、文化)」「外国語力(英語は当たり前+α)」「鈍感力(いちいち気にしない)」であると述べられました。
今回は「内輪」の会でしたが、学生の参加もあり、質疑応答で意見交換もできました。
今後のプロジェクトの活動に活かしていければと思います。

(友野清文)