女性文化研究所第123回研究会を開催しました

7月12日(月)、学園本部館3階中会議室において「現代中国における女性の就業問題―出稼ぎ労働者を中心に」と題し、小原江里香氏(津田塾大学学芸学部国際関係学科助教)による発表が行われました。

小原先生はこの3月まで本学で非常勤講師として中国語の授業をご担当されており、久しぶりに訪れた学校に懐かしいとの感想を語っていらっしゃいました。

研究発表は多くのデータを提示し、様々な視点から中国の出稼ぎ労働者についてせまり、参加者に多面的な理解を促してくれました。
特に、農村(まるで都市のように工業団地が並んだ農村)への出稼ぎの調査を中心に行っている小原氏の発表は、一般的な農村から都市への出稼ぎとは違う状況があることや、変化し続ける中国の現状などを考えるきっかけを与えてくれました。