第135回女性文化研究所研究会を開催しました

  12月19日『女性作家の描く少女小説-戦前の少女小説を中心に』と題して明治20年代後半からはじまった少女小説の歴史とその内容について、所員の福田委千代先生から報告がありました。 

 少女小説についての全体的な説明の後、初期の少女小説の作家の中でも質、量ともに群を抜いている尾島菊子とその作品を中心に解説がありました。作品としては外来の不幸に見舞われるけなげなヒロインの内面を描くことを得意とした尾島菊子の「なさぬ仲」「養女」「日蔭の児」「綾子」「赤き灯の影」などが取り上げられました。 

 福田先生の語り口に思わず引き込まれ、画像付きの資料で物語に誘われる楽しい内容で、あまりなじみのない少女小説ですが、ぜひきちんと読んでみたいと思わせる力のある報告でした。