皆さん、こんにちは。今年の4月1日から学長に就任しました金子朝子(かねこともこ)です。昭和女子大学、附属の中高部を卒業しました。本学の様子や学生の皆さんの活躍など、学園生活の中で気づいたことを綴ってみたいと思います。
昭和女子大学のキャンパスには60本近くの桜があります。校歌に歌われている八重桜も、色々な種類が20本以上もあるそうです。新体育館の裏道沿いのソメイヨシノは50年以上も花を咲かせています。山桜に接木をして育て、寿命は平均50~60年程とのこと、100周年を迎えてもきっと見事な花を咲かせてくれることでしょう。昨年開園された昭和こども園の道沿いに植えられた桜が成長すると、西門を出て左に曲がり学生会館まで、美しい桜並木が続きます。アメリカの海外キャンパス「昭和ボストン」にも桜を植樹しました。ポトマックの桜のように、近隣の方が桜の花を楽しんでくださると嬉しいですね。
ところで、昭和女子大学の校章は桜です。写真のどちらが大学生の皆さんのものですか。「大學」の文字が中央に書かれているAですね。国花の桜の花びら5枚に、3本ずつの雄芯(おしべ)があり、中に日本古来の伝統を示す「八咫鏡(やたのかがみ)」(三種の神器の一つで天照大神が自分の姿を映したと言われる)が描かれています。日本を代表する女性になろうという決意を表したもので、創立以来、私も含めて9万人に及ぶ先輩たちがこの桜の校章を付けて昭和学園で勉学に勤しみました。
「昭和」の文字のあるBの校章は式典などで使われ、こども園から大学・大学院まで含めた「昭和学園」全体を表します。またこれは、附属の校章としても用いられています。