• 2020年3月13日

創立者が理想としたトルストイの教育

 レフ・トルストイは、知識を詰め込むことに重点を置いた教育に反対し、子どもたちが自ら問題意識を持てるよう手助けすることが教育の本質であると考え、ヤースナヤ・ポリャーナに農民の子どもたちの学校を建てて自ら教えることでそれを実践しました。そして、人と人、自然と人間との調和を大切にし、平和を愛し、仲間を互いに尊敬し、労働や奉仕をいとわないことを教えました。子どもたちが自然に関心を持ち、さまざまな感動を得 […]

  • 2020年3月6日

東明学林

 豊かな水と緑に恵まれた神奈川県西北部の足柄地域東側の大井町に本学の学外研修地の一つ、東明学林があります。足柄山系や箱根外輪山の美しい山並に囲まれ、足柄平野と富士山そして相模の海が一望できる、雄大な樹林に囲まれて高台にあります。この地を研修寮の建設地として購入することが決まってすぐ、当時の理事長人見楠郎先生が数名の教員に声をかけてくださり、車に乗って出掛け、大井川の対岸からこの山の斜面を眺め、どん […]

  • 2020年3月2日

緑声舎

 緑声舎は1975年に起工され、1977年に開寮となりました。創立者の人見圓吉先生を補佐し、本学初の「葵寮」の初代寮監長となり、30年にわたり学寮の礎を築かれた学母の人見緑先生のお名前に因んで緑声舎と名付けられました。  A棟とB棟があり、A棟には、葵、藤、茜寮が、B棟には、橘、桂、桜、楓寮があり、各寮約100名が生活し、全寮を合わせると約700名の寮生の集う場所でした。多くの先輩たちがここで生活 […]

  • 2020年2月21日

春はやっぱり梅?と桜ですね

 2月の始めに学園本部前の枝垂梅(しだれうめ)のつぼみが少し膨らみかけたのを見て、「春が近いな」、と思ったばかりでした。  その枝垂梅がなりたくさんの蕾を開き、なんとなく枝垂梅らしくなってきたので、ブログで紹介したばかりです。  今週は暖かい日が続いたもので、もう、こんなにきれいに咲きそろいましたよ。  枝垂梅には一重咲きの白色で中輪の「満月枝垂」、同じく白色で八重咲きの「白滝枝垂」など、10を超 […]

  • 2020年2月20日

梅の開花

 今年は節分が2月3日、そして4日が立春でした。急に先週の中頃から寒い日が続き、いつになったら本当の春の兆しが見えるのかと思っていましたが、実は、もう咲き始めていました。  学園本部前の梅の花です。白梅と紅梅がきれいですね。梅が咲き始めると「あー、春が近づいて来たな」と、ちょっと嬉しくなります。ところで、梅には、花を観賞する「花ウメ」と果実を食用にする「実ウメ」があるそうです。梅干しは、白梅の実を […]

  • 2020年2月14日

トルストイ『復活』

 レフ・N・トルストイ(1828-1920)は、ドストエフスキーと共に、19世紀ロシア文学を代表する小説家と言われています。この写真は、昭和女子大学図書館が所蔵している、1899年にサンクトペテルブルグで刊行された週刊誌『ニーヴァ(HKBA)』30巻11号(1899年3月13日)の「復活」の掲載部分を一冊にまとめたものの1ページです。大変貴重な資料です。写真の中段にある、赤い下線が引いてあるBoc […]

  • 2020年1月31日

光葉同窓会

 「光葉会」という名称は、1928年前後の困難な時期を乗り切ろうと、日本女子高等学院と附属高等女学部の教職員と在学生が一体の組織をつくり、その名称として使われていました。その後、1973年に、附属の中学高等学校の生徒会名称として「光葉会」を継続し、大学は、在学生を除いた卒業生の会を「昭和女子大学光葉同窓会」と呼ぶこととなりました。当時の校長 加治いつ先生は、この名称について昭和47年の『学園の半世 […]

  • 2020年1月24日

オリンピック

 世田谷区が2020年東京オリンピックのホストタウンであることは、皆さんご存知のことと思います。1964年の東京オリンピックでは、本学の体育館(現在の旧体育館)をオリンピック施設として貸与しました。  このことが、『昭和女子大学70年誌』の368-369ページに次のように記されています。「たまたま昭和三十九(1964)年に開催された東京オリンピック大会に際して、大会事務局から本学体育館を外国体操選 […]

  • 2020年1月17日

真・善・美

 昭和学園での生活の中で、身近にあった標語を思い出してみました。  この写真は、昭和40年ごろの講堂です。現在のグリーンホールのあたりにありました。行事の度にこの講堂に集まり、舞台の上の「真・善・美」の文字をよく目に留めていました。中学生の頃は、校訓三則「清き気品、篤き至誠、高き識見」よりも、頻繁に見る機会があった言葉です。カント哲学の影響を受けた言葉だそうで、いろいろな辞書の説明を合わせると、「 […]

  • 2020年1月10日

クスノキ募金

 「クスノキ募金」をご存じですか。昭和女子大学のサポーターズクラブが始めました。学園には大きなクスノキが、たくさんあります。これだけ大きくなるのには何十年とかかりました。クスノキは、成長は遅いけれども、見上げるような大木になることから、募金の名前としてクスノキが付けられたそうです。  書籍やCD・DVD等の処分に困ったときには、是非、この写真の箱に、入れてください。  皆さんのお手元の書籍等で、不 […]

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