Eat breakfast like a king, lunch like a prince, dinner like a pauper.という格言を聞いたことがありますか。「朝食は王様のように、昼食は王子のように、夕食は貧民のように食べなさい」という意味です。
食事の摂り方については、今の時代はとても昔の通りにはいかないかもしれません。食べたいと思う時に食べれば無駄なく栄養が取れるので、その方が良いと考える人もあるでしょう。英語のbreakfastは前日の夕食以降のfast「断食」をbreak「中断する」という意味ですから、断食となる時間が短いと確かに早い時間の朝食は食べたくない人もあるかもしれません。食べたくない朝食を無理して食べることは逆に健康には良くないかもしれませんね。しかし、よくよく考えると、朝起きたら、朝食が食べたいと思うような生活を是非したいものだとは思いませんか。
脳が使えるエネルギーはブドウ糖で、しかも脳にはそのブドウ糖を蓄えることができないのだそうです。ですから、しっかりとした睡眠を取り、1日をきちんとした朝食から始めれば、脳に十分なエネルギーを送ることができるので、脳の活性化に大いに効果があるように思います。
本学のカフェテリア「ソフィア」では、学生の皆さんが朝ごはんをしっかり摂って、活気のある一日を過ごしてほしという趣旨で、4月11日から28日まで、「150(いこう)昭和で朝ごはん」という特別メニューの朝ごはんを150 円で提供してくれています。ずっとずっと昔、食料が乏しかった時代に、頑張って勉学に励む本学の学生のために、上級生や先生方がキャンパスで山羊を飼って、その乳を配ってくれたという話を思い出しました。そんな温かい気持ちが今のキャンパスにも伝えられているようで、ちょっと嬉しいですね。
キャンパスで山羊を飼っていた頃