(新体育館に咲く寒桜)
昭和女子大学のキャンパスに桜が咲き始めました。2月の3週目のことでした。今年一番に咲いたのは新体育館を囲む植え込みの桜です。晴れた空の色に映えてきれいですね。この桜は寒桜という種類で、早咲きで知られています。早いものは1月から咲き始めるそうです。有名な河津桜も寒桜の一種です。枝先からたくさん花柄(かへい)が出て、その先に一つずつ一重の淡い紅色の花がつきます。
学園はもうすぐ卒業式シーズンを迎えますが、今のところ東京では、今年のソメイヨシノは3月24日が開花予定となっているようです。学園を巣立つ皆さんをキャンパスの桜の花が祝ってくれるはずです。昭和女子大学の近く、目黒川沿いの桜並木は一見の価値があります。関東の桜の名所の中では、文京区の六義園に続き、皇居のお堀の千鳥ヶ淵公園と並んで、上位に挙げられています。目黒川は、世田谷区から、目黒区、品川区を通り、東京湾に至るまで約8キロあるそうですが、池尻大橋から目黒に向かって、4キロくらいの間、川沿いの両岸には約800本のソメイヨシノが咲き揃います。渋谷駅に向かうバスが池尻大橋を通り過ぎる頃、ぼんぼりの明かりに照らされて夜空に浮かぶように見える桜並木をちょっとだけ眺めることが出来ます。川沿いのそぞろ歩きを楽しんでいる人たちの姿も見えますよ。
桜と言えば、本学の環境デザイン学科学生の新デザインによるクリアファイルが、ショッププレリュードで発売されました。
リボンに桜の花がついています。背景は日本庭園「昭和の泉」で泳ぐ鯉をモチーフにしたそうです。これからの待ちに待った桜の季節、池の水面も太陽の穏やかな光を受けて、きらきらと光っているように見えます。