(平成28年度卒業式の様子)
3月16日(木)に平成28年度の学位授与式が創立者記念講堂で盛大に行われました。前日が冬のように寒い一日だったものでお天気がどうなることかととても心配でしたが、春のやわらかな光が気持ちの良い素晴らしい一日でした。
本学では、卒業式を2回に分けて挙行します。記念講堂の座席は1階が1,476席、2階が532席の計2,008席。今年の卒業生は4学部12学科の1,361名と大学院博士課程・修士課程修了生35名の総計1,396名です。それに卒業生のご家族も参列されるので、どうしても2回に分けなければなりません。
学部卒業生で各種資格を取得した方は約850名、卒業生の60%に当たります。また、学部卒業生の内23名は大学院に、そしておよそ99%の皆さんが既に就職先を決定していることは、とても嬉しいことです。凛としたお面差しで晴れやかに式場に入場する姿からは、この4年間で、様々な経験を通して、自分を磨き上げたという卒業生の皆さんの自信が伝わってきました。
地球上に住む約73億人の中で、大学で学ぶ機会を得ている人はたったの7%、しかも女子だけに限れば3%にも満たないそうです。それを考えると、大学を卒業した人は、世界的にみれば、世界に貢献する義務があり、大きな期待を背負っていることになるでしょう。
卒業式では、卒業生一人一人の氏名が学科長から読み上げられます。1,396名を2回に分けても、1回に700名近くの名前が読みあげられることになり、長時間の式典になりましたが、卒業生の皆さんが大変整然と参加してくださり、素晴らしい卒業式を全員が協力して、作り上げてくださったと思います。私の式辞も理事長・総長の告辞、来賓の祝辞も、そして、在校生代表の送辞と卒業生代表の答辞も、一言も漏らさないようにと真剣に聞いてくださっていたのには、感動しました。
(学位記を受け取る学生)
卒業生の皆さんの栄光ある未来を心から祈っています。