これは何の写真だと思いますか。
11月11日㈯、12日㈰は、昭和女子大学の秋桜祭。2日間で22,127人もの方々が参加してくださいました。「輝」をテーマに、実行委員長をはじめ141人もの実行委員が、企画・運営を行い、すばらしい2日間でした。今年も多数の団体、学科、研究室、クラブ、サークルをはじめ、望秀海浜学寮や東明学林、卒業生の光葉同窓会も参加。附属もこども園、初等部、中高部も、同日に昭和祭を開催しました。加えて今年は、The British School in Tokyoも初参加。学園挙げての一大イベントが秋晴れの中、無事に終了しました。
2日間、あまりにたくさんのイベントがあったので、もしかすると、上の写真にある展示を見逃した人がいるかもしれませんね。これは、同じ位の長さに竹を切って、丁寧に編んだ紐を使って、おもしろい方法でつなぎ合わせたものです。
南京玉簾(すだれ)をご存じですか。まさに、その原理を使って、青竹を結び合わせ、なだらかな円形の美しい空間を作ってあります。風にそよぐ竹のサラサラという音がどこかからともなく聞こえてくるような、何とも日本らしくて穏やかな空間ができています。写真では竹のきれいな緑の色が伝わらず、残念です。来年、大島のカレイ山に建設予定の竹のアーチに包まれた空間(バンブーシェル)を実験展示してくれたものだそうです。中央にあるテーブルのようなところには、特産大島石を切り出すときに出る石の破片を活用して、大島の地形イメージが展示されていました。過剰に繁茂して始末に困る孟宗竹や、切り出し過ぎて減少する大島石の小さな破片を生かして、自然の資源を大切に、捨てて処分するのではなく、環境デザイン学科の学生たちが、デザインして活用することで、こんな素敵な空間が出来上がっていました。
カレイ山公園内にどんな「展望・休憩できる交流空間」が出来上がるのか、とても楽しみですね。