狛犬それとも狛猫?

   
(8号館と1号館の間のプロムナード、ウッド・デッキにある置物)

 8号館と1号館の間のプロムナード。昨年の夏に工事を終えた素敵なウッド・デッキを、皆さんも楽しんでいることと思います。大学生から初等部の児童や保護者の方々、そしてBSTの生徒たちもたくさん利用してくださっています。以前はアスファルト舗装をしただけの通路に、テーブルやベンチがところ狭しと置かれていましたが、ウッド・デッキができて、雰囲気のある空間になりましたね。


(ウッド・デッキ)

 通路の真ん中にあった木々も、うまくウッド・デッキに収まっています。デザイン・コンペを競りぬいた設計とのことで、正門からキャンパスに入って少し歩き、こども園の方を見渡したときの景観が私も大好きです。

 さて、デッキに上がる階段に置かれているのが、写真に写っている猫の置物です。デッキに上がる人たちを歓迎しているようにも、狛犬のように魔除けにも見えます。もともと猫の置物は、8号館の前に車が入らないように置かれたものでした。赤い三角ポールやチェーンつきポールを置くのは、景観を損ねるので、他に何か方法はないものかと考えていたところ、思いついたのが、猫の置物。いくつか通路の入り口付近に置いて、車の侵入を防いでいました。ところが、残念なことに車の運転席からは、道路にペタッと座っている猫(の置物)が見えにくく、車が乗り上げたり、一部が欠けたりしてしまったりしたものも多かったようです。ウッド・デッキができたので、それまで通路を守ってくれていた猫(の置物)達への感謝の気持ちを込めて、今はデッキの階段で皆さんを見守ってくれているということです。粋な計らいですね!