この写真、覚えていますか

 

2018年4月20日のブログに掲載した写真です。キャンパスのプロムナードにある木の幹を、3月に事情があって切った折の写真でした。たぶん60年以上は経っている木です。戦火で焼失したうえ高田の緑が丘からここ太子堂に移転して、半年後の昭和21年5月、美しい緑を育て、後輩たちの憩いの場となるようにと、卒業生のお宅から100本の小さな楠の苗木が届き、先輩たちが植えたうちの1本です。ところが、学内の整備のために、移植しようとクレーンでつり上げる時に、幹に巻いたロープで楠の表皮が剥がれ、徐々に枯れ始めてしまったので、ウッドデッキから1.5メートルほどの高さのところで伐採し、その切り口から萌芽がでてくるようにと蘇生手術を受けました。上の写真は、その幹からやっと新芽が一か所出てきた時に写しました。

7月を迎え、あれから3か月。たった3か月の間に、新芽がぐんぐん伸びて、今、こんなに幹の周りがにぎやかになっています。

 

 

柔らかそうな葉が若い緑色の幹からぐんぐん伸びています。順調に育っていますね。前期も終わりに近づきました。夏休みが終わって、キャンパスに戻ったときは、どのくらい成長しているでしょう。楽しみですね。