西門から入って中央グランドの前から、左手に並ぶいちょうがこんなに色づきました。まだ、少し季節が早いのか、それとも今年の大雨や台風でいちょうの木が疲れているのか、今朝はあまり元気がないようです。キャンパスのいちょうは、全国の紅葉スポット第1位と言われる明治神宮外苑のいちょう並木とは比べ物にはなりませんが、少し肌寒く感じる秋の風を受けて、葉が舞い落ちる音を聞くと、とても心が落ち着きます。
特にからっと晴れた秋空に映える黄色いいちょうをみていると、自然の力の偉大さを感じずにはいられません。
いちょうの木には、銀杏がつくものとつかないものがあります。雌の木が銀杏をつけるといわれています。 銀杏をつけるかつかないかを見分けるには、諸説がいろいろあって、雌の木は銀杏をなるべく遠くに落としたいので枝を横幅広く張り、雄の木は上に枝を伸ばすということも聞いたことがありますし、葉の形で区別できるとも聞いたことがあります。でもどちらも俗説のようで、実際には、花が咲くまでは雌雄はわからないとのこと。もし種から育てると花が咲くまで十年位はかかるのだそうで、気の長い話です。昭和のキャンパスには、銀杏をつけるいちょうも、つかないいちょうもありますから、枝の張り方の向きを比べたり、きれいな落ち葉を拾って葉の形を比べたりしてみるのも楽しいかもしれませんね。