今年の梅雨は早く始まりそうですね。
昭和之泉の鯉は、雨の中でも元気に泳いでいます。鯉の餌やりは決まった時間に、2か所で行っているのに驚きました。下の写真は、大きな池の方ではなく、泉の右手の方に細く続いている支流の角で、黒いビニールがかけられている機械から餌が飛び出してくる仕掛けです。餌を食べようと、こんなにたくさんの鯉が集まっています。元気が良くて、負けずに餌を取ろうと、体の半分以上も水面から飛び出る鯉もいます。
読売新聞5月13日付の夕刊によると、日本の錦鯉が、今、海外で人気だそうです。「泳ぐ宝石」と呼ばれることもあるのだとか。財務省の貿易統計では、錦鯉などの淡水観賞魚の輸出額は、2018年には43億円にもなるそうで、ヨーロッパでは庭に池を作って鯉を泳がせたり、アジアでは縁起の良い鯉を飼って会社の発展を願ったりする人たちも目立つようになっているそうです。
昭和ボストンの芳楠園の池が作られた折に、東京から鯉を空輸しました。鯉は強い魚で、水槽に入れられてではなく、濡れた新聞紙に包まれて、東京のキャンパスからはるばるボストンのキャンパスまで、運ばれました。
こちらは、昭和之泉の入り口左側にある餌やり場です。餌の時間でない時は、大きな鯉がとても優雅にゆっくりと泳いでいます。その姿を見ると、海外のバイヤーが2億円以上出してでも、錦鯉を落札する気持ちがわからないではありません。
私がいつもここに来ると元気かな?と探す鯉を最後に紹介します。金色一色の鯉で、この写真の中央で泳いでいます。
病気にかかり、体の一部が曲がってしまっています。でも、今は他の鯉と一緒に元気に泳いでいます。餌も良く食べます。写真を上手に取れなくて、まわりにいた鯉がバシャッと跳ねたので、カメラに水しぶきがかかってしまいました。いつまでも元気でいて欲しいです。