鉢の周りで何をしているのでしょう

朝8時少し過ぎごろ、こんな光景を見ました。

正門を入って続くアプローチの歩道に沿って、昨日までは白い鉢の中央にコキアだけが植えられていたのですが、今朝はその周りに色とりどりの日日草を植えてくださっている途中でした。学園の朝、学生生徒児童園児の皆さんが登校するずっと前から、キャンパスの環境整備のために、いろいろな所で仕事をされています。
学園本部館前のロータリーの所にも、コキアの周りに植える白、ピンク、赤の日日草が3株ずつ、ビニール鉢に入ったまま既にセットされていました。

どの鉢も同じ植え込みのデザインで、鉢の中央にあるのがコキアです。ホウキギグサとかホウキギとも呼ばれているようです。秋に葉を落とした後の枝を束ねたものをホウキとして利用するので、その名がつけられました。秋になると実がなり、その実が食用にもなるそうで、江戸時代にはたくさん栽培されていたそうです。秋田県名産の「とんぶり」をご存じでしょうか。「とんぶり」は、このコキアの実から作ったものだそうで、キャビアに似た食感でおいしいですよね。これから夏の間は葉の色はきれいなグリーンですが、秋になると赤く紅葉します。 

 コキアの周りに植えられている日日草はアフリカのマダガスカルが原産地とのこと。5月から10月ごろまで半年間も次々とたくさんの花を付けるので、この名がついたそうです。

最後の写真は、光葉博物館入り口で咲いている日日草です。梅雨の晴れ間を喜んでいるようにきれいに咲き誇っていますね。日日草の花ことばは「楽しい思い出」。大学は前期の締めくくりの時期になりました。今年の前期、楽しい思い出はたくさんできたでしょうか。