次の3枚の写真は、昭和女子大学光葉博物館で12月14日(土)まで開催している「羽化する渋谷」、の展示で撮影させていただきました。始めの写真は駅の周辺のようですが、荷車を引いた馬も繋がれています。駅舎の方に向かって歩いている人は、半纏のようなものを着ていますね。
どの写真にも手前に少しぼかした人物の絵もあって、その頃の人々の服装なども分かるように工夫されています。
明治18年に、最初にできた渋谷駅だそうです。今から135年も前のことですね。
次の写真は、1920年、本学が創立された年に撮影された第2代の渋谷駅です。駅舎がモダンです。路面電車が走っています。
次の写真は、いつ頃のものでしょう。
2枚目の写真の約13年後、ハチ公が生きていた時代の渋谷の様子です。写真の中にハチ公は見えますか?日本女子高等学院が、昭和女子大学に改められたのは、1949(昭和24)年のことですから、それよりも15年以上も前の写真です。残念ながら、ハチ公は写っていませんね。
最初のイラストは中林啓治さんという方の作品で、田村研究室でイラスト内の人物を拡大してポートレートにしたもの、
また2,3点目は、渋谷区白根記念館所蔵の渋谷駅の写真に加工を入れ、人の部分を拡大してポートレートにしたものだそうです。
何もなかったところに、渋谷駅ができて、それから今日まで、渋谷駅周辺は大きく様変わりしました。昭和女子大学は三軒茶屋にありますが、多くの皆さんが渋谷駅を利用されていることでしょう。
「羽化する渋谷」のテーマは、「渋谷駅135年の時系列模型から見る2020年」です。1日に平均約250万人が乗り降りする渋谷駅がどのようにして現在の複雑な形に変形して来たのかを見ることができます。私は湘南新宿ラインを使って通勤し、あの長い、長い連絡通路を毎朝毎晩歩かされています。展示を見て、「やはり、こんなに長い距離を歩いているのだ」とちょっとした満足感を持ちました。
一緒に歩きながら、展示物について詳細に解説して下さるギャラリートークや、模型に触れながら渋谷駅の複雑な構造への理解を深めるワークショップも開催されます。是非、環境デザイン学科田村研究室の学生達の研究成果をご覧ください。
ギャラリートーク 入場無料 各回定員20名 11:00-12:00(受付開始10:30)
11月3日(日) 英語
11月9日(土) 日本語
11月10日(日) 日本語
12月8日(日) 日本語
ワークショップ 入場無料 各回定員15名 11:00-12:00(受付開始10:30)
11月24日(日) 日本語
いずれも申込はこちらから