病院栄養士として働く先輩より、LINEに近況報告を頂きました。

みなさま こんにちは。
教員の小西香苗です。私が主催しているLINEグループ「めざせ病院栄養士」には既に病院栄養士として働いている先輩、就活中の4年生や3年生まで、この3年間で約120名あまりが参加しています。COVID-19の影響が深刻な病院にて医療の専門家集団の一員として働く卒業生の皆さまから、LINEに近況報告を頂きました。
病院栄養士として一人ひとりの奮闘ぶりがとても目に浮かぶ報告です。

※LINEに投稿していただいた原文を、出来るだけそのまま掲載させて頂いている旨、ご了承ください。

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◆卒後2年目の中島さん(IMSグループ 横浜狩場脳神経外科病院 勤務)より

私は元気に働いております! 大学に伺いたいと思っていましたが自粛しています、、

2年目となり仕事にも慣れてきたところです。
回復期1病棟の専任となり頑張っています。
回復期は入院期間が長いこともあり、患者さんとの関わりも長いです。元気な姿で退院していくところをみると、いつも胸がぐっとなります。
食事のサポートという部分で管理栄養士の果たす役割は大きいなと感じます。「栄養士さんのおかげで」と患者さんに言われると、頑張っていて良かったと心から思えます。
医師や看護師さんから食事、経管栄養の相談を受けることも増え、とてもやりがいを感じます。

  「1700kcalたんぱく質45gの食事」などの栄養教育媒体

患者様の入院中に食生活を聞き出し、退院後の食事管理を無理なくできるよう個人に合わせて栄養指導の媒体を作ることもあります。
嚥下機能が衰えた方が自宅に帰る場合は、言語聴覚士さんと相談することもあります。
分かりやすい、これならできそうと言っていただけると嬉しいです!
媒体を作るために勉強しなければならないので知識も増えます。何より私自身栄養指導の媒体を作ることが好きなのでとても楽しんでいます!

コロナが収束したら大学にすぐに伺います!!先生方も普段とは違う年度始めとなり、お忙しいとは思いますがお体には気を付けてお過ごしください!


◆卒後2年目の袴田さん(東京慈恵会医科大学附属病院 勤務)より

お久しぶりです。2年目になりましたが、元気に頑張っています!こんな私も先輩になってしまいました…!

病院はコロナの対応や対策を強化しており、栄養部のスタッフも日々緊張感を持って生活しています。
手洗いうがいはもちろんのこと、マスクを外している時は絶対に話さないというのが基本で、家族と暮らしている同僚は、家での食事中も会話をしないようにしたり、1人だけ食事の時間をずらしたり、大皿料理ではなく最初から取り分けたりしているそうです。

今は食数が非常に減っているため、調理場の業務は比較的落ち着いています。
患者さんたちも不安な気持ちが大きいと思いますので、こんな時だからこそ丁寧に、心を込めて患者さんのお食事を準備することを、いつも以上に心がけています。
また、時間に余裕がある今だからこそ、普段は取り組めない業務にも挑戦したり、普段の業務をもっと効率よく行うためにどうしたら良いか考えたりしています。

自分もいつ感染するか分からないという恐怖や、医療スタッフとして絶対に感染するわけにはいかないという緊張感もあり、色々なストレスに押し潰されそうにもなりますが、体も心もコロナに負けず、前向きに私らしく頑張ります!

先生もお身体には十分にお気を付けください。また元気にお会いできる日を楽しみにしています。

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医療者として病院の第一線で働かれている卒業生の皆さま
今はとても困難な時かと思います。何よりも自身の心身の健康にご留意の上、皆さまの笑顔で周りを明るく照らしてください(「世の光となる!」ですね)。
そして、落ち着いたら大学に遊びにいらしてください。教員一同、楽しみにしております。