2020年度は新型コロナウイルスの感染が拡大し、世の大学生は思うように学ぶことのできない毎日が続いたのではないでしょうか?
本学では、前期は講義科目に限らず全ての授業でオンライン授業を実施しましたが、やはり実験実習は実際に手を動かしてこそ学ぶものが多いはずです。そこで、管理栄養学科では後期の実験実習(演習)科目については最大限の感染対策を講じた上で、対面授業を実施いたしました。今回のブログでは、1年生の「化学実験」の様子をご紹介します。
1年生の化学実験は、密を避けるために人数を通常の半分にて行いました。クラスの1/2の学生が大学に来て実際に実験を行い、残りの半分の学生は自宅にて課題学習です。
実験を行う際は、マスクはもちろんのこと、学生全員にフェイスシールドを配布し、必ず着用してもらいました。
1年生は後期になって対面授業や実験実習を開始したので、やっと友人関係もできてきて楽しそうに実験を行っている姿が印象的でした。
この「化学実験」の実習では、基礎的な実験スキルを身に着けていきますが、皆さん慎重に実験を進め、わからないことは担当教員に質問しながら実験を行っていました。
2月に入り、今年度の後期も終了しました。半年間様々な方法で試行錯誤しながら実験実習を行う中で、対面での実施は学生さんの習熟度が高いことはもちろんですが、新たにオンライン授業も併用してみて、対面では見づらかった実験デモンストレーションの手元がよく見える、オンデマンド方式(動画配信)ならば何度でも見直して課題作成ができる、などといった長所もあることが分かってきました。今後はもしかするとハイブリッド授業(対面とオンラインを併用した形式)が主流になる時代が来るのかもしれません。
とはいえ、学生達は大学のキャンパスで仲間と共に学ぶことを楽しみにしています。少しでも早く、以前のように思う存分学べる日が来ることを願っています。