【学生の活動】食品会社カルビーの新商品開発プロジェクトに参加

 

先日、管理栄養学科の学生が開発に関わって発売されたポテトチップス「新ポテト噂のハニーチキン味」をいただきました。従来の大きなパッケージではなく、食べきりサイズのパッケージに驚き、さらに驚いたことには「健康が意識されている!」ということでした。
ポテトチップスといえば、栄養価が高いとは決して言いきれず、嗜好品の域を出ない食品です。いったん袋を開封すると、美味しさのあまり途中で手を止めることができず、完食してしまい罪悪感がやってくるという危険な食品です。その罪悪感が緩和されるような栄養表示に驚いたのでした。
裏面には「ひまわり油でさっくりフライ、ビタミンEたっぷり」と掲載されています。さらに1袋のエネルギー量が166kcalと従来品の半分以下です。栄養価を意識したポテトチップスに驚き、早速、開発にかかわった3年生3名をインタビューしましたのでご報告します。

食品会社カルビーの新商品開発プロジェクトの詳細は、カルビーのHP◎シンポテト×昭和女子大学に、その活動の詳細が報告されています。

本商品開発プロジェクトに参加した理由は様々で、食品業界に興味があり就活を意識して参加した方から、食品業界就活を考えていなかったからこそ知りたかったので参加した方もいました。また、管理栄養学科は実験・実習が忙しいため、インターンに行けないかもしれないと思って、1年生の終わりに参加希望の申込をしたという方もいました。

商品開発過程では、カルビーさんより提案された「ハニーチキン味」を追求するために、新大久保にある韓国料理店に本場の味を求めて食べ歩いたり、何度も官能評価で細かい味のこだわりを伝えたそうです。また、カルビーの社員さんより、「ターゲット層である女子大生が「ハニー」や「チキン」の言葉に持つイメージと、味が乖離しないように」との提案があり、言葉の持つイメージを味覚に変えていくという貴重な経験もしたようです。

参加学生からは、「大学の授業では経験出来ない貴重な体験をすることが出来ました!開発期間(1年間)を通して、新フレーバーの開発や販売促進に携わるという貴重な体験をさせていただきました」「今回プロジェクトの中で人前に出る経験を沢山させていただき、自分に自信が持てるようになったことで、日常生活や授業でも積極的に活動できるようになりました」「授業中にアイデアを多く出せるようになったり、自分の考えを言葉で表現できるようになりました」などの感想をいただいています。

管理栄養学科における日々の学びだけでは見えてこない食品企業における製品開発や販売促進のリアルを垣間見たことは、彼女たちにはとても貴重な経験であっただけでなく、未知の世界へのチャレンジが、日々の自信へとつながっていることを実感しました。