皆さま、こんにちは。
毎年恒例の「ひらめき☆ときめきサイエンス」の開催についてご案内いたします。
「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHIプログラム」のプログラム、林真理子准教授による「光らせてみよう、プレートで育てる神経細胞と仲間たち」を8月17日(木)に実施しました。このプログラムは科研費で実施された研究成果の一部を高校生に体験してもらい、紹介するものです。
神経細胞の活動を支えるため、アストロサイトと呼ばれる細胞が血管から神経細胞まで栄養物質を運び、不要になった物質を取り除いています。そして神経細胞は、アストロサイトが神経細胞サポーターの役割を果たせるよう、複雑な分岐を形成させます。科研費による研究では、なぜそのようなことが起こるのか、神経細胞とアストロサイトのコミュニケーションの仕組みを明らかにしようとしています。
ひらめき☆ときめきサイエンスでは、参加者に神経細胞とアストロサイトを観察してもらいました。そして、神経細胞とアストロサイトをそれぞれ違う色の蛍光色素で染め分けて光る様子を観察しました。また、神経細胞やアストロサイトが活動すると、細胞内のカルシウム濃度が上昇しますので、その様子をカルシウム感受性の蛍光色素を使ってリアルタイムで見てもらいました。
ランチタイムやクッキータイムには、食健康科学部の教員や学生サポーターを交えて、大学生活や研究生活について知る機会を設けました。参加者のプロフィールはバラエティに富んだもので、学校生活や将来の夢などの話が弾みました。
神経細胞とアストロサイトをグルタミン酸で刺激し、蛍光シグナルが強くなる様子を観察する受講者