【活躍する卒業生】病院栄養士 島田明穂さん(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院)

本日ご紹介する卒業生は、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院にお勤めの島田明穂さんです。
島田さんは、本学管理栄養学科の魅力を「手厚いサポートをしてくれる先生がいること」と語ってくれました。

卒業後のキャリア

大学卒業後、平成医療福祉グループ(印西総合病院、平成横浜病院)に3年、
その後、現在の聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院に勤めて4年目になります。

現在の仕事内容

主な業務は、栄養食事指導や入院患者の栄養管理、栄養サポートチーム(NST)や緩和ケアチームでのカンファレンス等です。

栄養食事指導をしている様子
管理栄養士として働く上でやりがいを感じる瞬間は?

患者さんから、「朝ドラのおむすびを見たけど、病院の管理栄養士は人との関わりが大切なとてもいいお仕事だね」と言われた時。

本学の管理栄養学科で学んだ知識やスキルは、仕事でどのように活かされていますか?

大学では、自分でゴールを設定し必要な手順や作業を洗い出して計画通りに物事や研究を進める自立性や計画性が求められました。
現在も、仕事をする上で自分でスケジュールを立て、計画通りに物事を進めていく実行力が必要とされ、大学での経験がとても活きています。

大学時代に最も印象に残っている授業や学びは何ですか?

実験の授業で夜遅くまで残っていたことが、大変な思い出です。夜遅くまでかかりましたが、周りの友人と励ましあって過ごした時が、とても懐かしいです。
仕事では、残業が続くこともありますが、大変な時こそ大学時代のように周りの同僚と声をかけあいながら、仕事を行っています。

大学時代に経験したことが、今の自分にどのような影響を与えていますか?

サークル活動では、自分1人の意見だけでなくみんなの意見を取り入れ、ベストな方向性を見出だして行動することが多々ありました。
現在の仕事でも、カンファレンスなどでは医師の意見だけでなく多職種の意見で方向性が決まったりするため、それが役に立っています。

今後、管理栄養士としてどのように成長したいですか?

今後は、がん病態栄養専門管理栄養士という資格を取得し、がん患者の周術期〜緩和ケアまで網羅的に対応できる管理栄養士を目指したいと思います。

左上から時計周りに、 電卓、インサーテープ、 PHS、聴診器
普段、勉強で使用している本

聴診器やPHSを身に着けながら、病院内を駆け回る島田さんの生き生きとした姿が目に浮かびます。

また、大学時代に培った学び続ける力で、今も最新の知識を吸収し、日々の業務に活かしているようです。さらに大学時代の友人と励まし、協力して過ごした日々に育まれた人間力は、チーム医療の中でも大いに活かされていることと思います。
そして、もう一つ付け加えるとしたら、卒業後も臨床研究の相談にゼミの教員を訪れたり、結婚や転職のご報告があったりと、生涯に渡る教員との関係を築ける土壌があることも、本学科の特徴です。

病院栄養士は患者さんの治療と回復に直接的に貢献できる、とてもやりがいのあるお仕事です。本学では、学びの集大成として3週間の病院実習を経験し、さらに選択科目「臨床療法調理学実習」にて栄養ケアマネジメントの実践的な知識・技能および応用力を学ぶことができます。

島田さんが作成した動画がYouTubeで公開されています。
👉聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 YouTube