今人気の公認スポーツ栄養士にはどうしたらなれる?ーまずは管理栄養士資格から!

近年「スポーツ栄養士」という職業が注目を集めています。アスリートが試合や練習で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、食事や栄養面からサポートする専門家です。
先日、本ブログでも紹介した読売巨人軍の専属スポーツ栄養士である田中愛子さんのようなスポーツ栄養士に憧れる方々も多いと思います。 詳細はこちらから👉

本学に入学してくる学生さんの中にも、スポーツ栄養士に興味がある学生さんは多くいます。本日は、そんなスポーツ栄養士についてです。

スポーツ栄養士の役割
具体的には、次のような仕事を担います。
●個々の選手やチームの目標・競技特性・体調に合わせた食事プランの作成
●サプリメントの適切な利用方法の提案
●試合前後のコンディショニングサポート
●怪我からの回復を助ける栄養管理

日本には「公認スポーツ栄養士」という資格があり、公益社団法人日本栄養士会と公益財団法人日本スポーツ協会が共同で認定しています。

公認スポーツ栄養士になるためのステップ

ステップ1:管理栄養士の国家資格を取得
公認スポーツ栄養士を目指すには、まず管理栄養士であることが必須です。

養成講習会を受講するには、次の条件を満たす必要があります。
・管理栄養士であること
・満22歳以上であること
・スポーツ栄養指導の経験(3年以上推奨)がある、または予定があること
・日本スポーツ協会と日本栄養士会に認められること

 

ステップ2:養成講習会を受講
選考を通過すると養成講習会を受講できます。講義➕実習➕演習などを含む約1年間の講習。期間中はスポーツ現場での栄養サポートやケーススタディの提出も必要です。
・共通科目:スポーツ指導者に必要な基礎知識(日本スポーツ協会主催)
・専門科目:スポーツ栄養学に関する専門知識
ステップ3:検定試験に合格
共通科目・専門科目の両方に検定試験があります。特に専門科目は口頭試問やプレゼンテーションもあり、難易度は高めです。
すべてを修了し試験に合格すると、公認スポーツ栄養士として登録されます。

※公認スポーツ栄養士になるには、管理栄養士を取得(最短4年)後、現場経験や講習受講(3-5年)、認定試験に合格と、大学入学後7〜10年の長い道のりを“目指す”必要があります!

資格取得への近道
憧れの公認スポーツ栄養士になる最も近道は、管理栄養士養成校を卒業し、卒業と同時に管理栄養士の国家試験にまずは合格することです。その上で、養成講習会や検定試験に挑戦していきます。

また、本学の卒業生でも、公認スポーツ栄養士を目指す学生の中には、大学院に進学する方もいます。大学院ではスポーツ栄養学の研究をしながら、大学のスポーツチームや研究室を通じて実際の現場で栄養指導に関わることができます。これは、養成講習会の受講資格条件の一つである「スポーツ栄養指導の経験」を積むうえでも大きな強みとなります。

本学での学び
本学の授業科目「応用栄養学」では、スポーツ栄養を学ぶ機会があります。
管理栄養学科での学びと国家試験合格が公認スポーツ栄養士への最初のステップです。