1月7日、例年恒例となっている「卒業生栄養士の会 ~企業・公務員・病院などで活躍する先輩栄養士に学ぶ~」を開催しました。
本企画は、卒業後数年の若手卒業生を大学にお迎えし、在学生に向けて現在の仕事内容ややりがい、学生時代に身につけておくとよいことなどをお話しいただくものです。これから始まる学外実習への心構えや、将来のキャリア形成を考える機会として、毎年実施しています。
今回は、管理栄養学科から卒業生2名にご登壇いただきました。
🍏蜂屋奈々子さん
神奈川県川崎市立学校・学校栄養職員
●学校で働く栄養士の業務
●学校栄養士のやりがい
「自分が作った給食を食べている子どもたちの姿を見たときや、『おいしい』『また食べたい』という言葉をもらえた瞬間に、この仕事を選んで本当によかったと感じます」と、印象的なエピソードを紹介してくださいました。
また、明るくエネルギーにあふれた子どもたちと関われることの楽しさや、児童一人ひとりの体調や状況に寄り添うことの大切さについても語ってくださいました。
後輩へのメッセージ
「学生時代は、できるだけ多くの人と関わり、『今しかできないかも』と思うことがあれば、思い切ってチャレンジしてみてください。今のうれしいこと、大変なこと、つらいこと、そのすべてが、いつか『良い経験だった』と思える時が来ます。」
温かく力強い言葉に、学生たちは真剣に耳を傾けていました。
なお、蜂屋さんは、現在は学校栄養職員の立場でお勤めですが、本学在学中に栄養教諭資格を取得しており、今後、川崎市の任用制度(7年勤続経験後に栄養教諭へと任用替え)※に則って、栄養教諭としてお勤めされることを目指しているそうです。
🍏山本菜永さん
東京都中央区子ども子育て支援課 月島保育園・栄養士職
山本さんからは、保育園栄養士としての具体的な業務内容について、スライドを用いて分かりやすくご説明いただきました。
「1日の流れ」や「これからの栄養士・管理栄養士に求められること」など、実務に直結する内容が紹介されました。
●栄養士の業務
●管理栄養士に求められる力として、
- 最新の栄養学知識を常にアップデートする姿勢
- 家庭環境や背景に寄り添った個別対応力
- 子どもたちの主体性を重んじる食育
- 高いコミュニケーション力(双方の理解につながる対応力)
- ネット情報に惑わされない正しい情報の発信力
- AIやデジタル媒体を上手に活用する力
- 食費高騰の影響下でも、質を落とさない献立作成や食育
など、現場ならではの視点でお話しいただきました。
また、保育園栄養士は「一人職場」であることが多く、自ら考え、判断し、実行していく力が求められること、多職種と一人で連携していく難しさとやりがいについても触れられました。
「子どもたちの明るい笑顔や声掛けに救われることが多く、それが仕事のやりがいにつながっています」という言葉が印象的でした。
後輩へのメッセージ
「食に関する情報に日頃から目を向け、実際に料理をすることを大切にしてください。管理栄養士の資格取得はゴールではなく、スタートラインです。就職後も学び続ける姿勢が必要です。」
なお、中央区では小中学校、保育園、保健所、保健センター、教育委員会など、さまざまな部署で経験を積むことができるそうです。
ラウンドテーブルで活発な質疑応答
講演後は、ラウンドテーブル形式での質疑応答を行いました。
学生たちは各講師の周りを囲み、仕事内容や就職活動、実習への不安などについて、積極的に質問していました。
特に就職活動を目前に控えた3年生にとっては、現場で活躍する先輩のリアルな声を直接聞ける貴重な機会となり、終始、真剣な表情が見られました。
※首都圏の多くの自治体では、「学校栄養職員(栄養士資格)」での採用が多く、「栄養教諭」資格を持つものは希望に応じて一定年数勤務+選考(試験・面接等)を経て「栄養教諭」に任用替えが行われています。また、その実際の任用数や選考方法は各自治体に委ねられています。近年、新規採用試験で「栄養教諭」として採用する首都圏の自治体も増えつつあります。









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