国際学科では、国際協力の現場で活動する方を招いてお話を聞き、国際NGOでインターン(就労体験)をする機会をもうけています。直接、講師と会い、具体的な活動について知ることを大切にしています。今までお招きした講師が取組む活動は、環境、貧困、HIVエイズ、児童労働、地雷廃絶、平和構築・教育など様々な分野に関係し、活動する国も南アフリカ、ベトナム、ラオス、タイなど多様です。
今夏、国際NGOプラン・インターナショナルのラシャ・セクロビッチ氏が、世界で2億人以上の子どもたちが労働を強いられている実態と、現実を改善するために世界各地で行なっている子どもの保護・権利擁護・社会参加促進などの活動について紹介しました。アジアの子どもの貧困と児童労働を終わらせ、全ての子どもに権利と機会を守り、育成環境を整えるために、何が私達にできるのかを皆で一緒に考えました。プラン・ジャパンは毎年、国際学科の学生のNPO/NGOインターンシップ実習を受け入れてくださっています。
(写真中央がラシャさん。科目「NGO活動と国際貢献」の受講生と)
「東南アジアの政治と経済」という科目では、ベトナムで活動するSeed to Tableの伊能まゆ氏を講師に迎え、社会主義政権下で、市場経済を導入して急成長するベトナムの政治と経済の現状をうかがい、その国で活動する意義や困難などをうかがいました。
(伊能まゆさん〈内閣府国家戦略室「世界で活躍し『日本』を発信する日本人プロジェクト」から2012年に感謝状を受賞〉の講義)
(単位認定科目「NPOインターンシップ」を経験した学生によるランチタイム報告会)
実際に国際協力の現場で働く先人の体験を知り、直接、会って、お話をすることで、学生達が自分の将来を具体的に考えるヒントになればと願っています。