第6期生・スペイン留学便り ~アルカラ大学アルカリングア 1月編・その1~

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※こちらは2020年1月時点の報告書で、現在は帰国しています。

<今年はどのように授業に取り組みたいですか>
今年はスピーキングに力を入れて勉強していきたいです。簡単な文や良く使う単語であっても、未だに動詞の活用や時制表現を間違えて話してしまうことが多いと感じています。今までは文の間違いなどは気にせずにとりあえず話してみるように心がけていましたが、友達と話す時なども文法ミスがないように少し意識しようと思います。またライティングの宿題で、文法は正しく使えているけど文章が稚拙だ、と先生に指摘されてしまいました。日本にいる間にもっと単語を覚えておくべきだったという後悔と語彙力を高める必要性を強く感じています。西和辞書ばかり使うのではなく、西西辞書のアプリをダウンロードして時間がある時はそれを使ってみたり、分からない単語は類義語検索をして知っている単語と繋ぎ合わせて覚えるようにするなど、色々な方法を試している途中ですが、語彙力の強化に繋がると良いです。

日本語の書き方を教えてほしいと言われて平仮名を教えた時の様子。様々な国からの留学生がいるので、他の国の文化や言語にも興味を持つようになりました。

<学生寮での生活を通じて、生活面や考え方などで何か変化したことはありますか>
自分の意思や感情を表にしっかり伝える事が出来る様になったと思います。意思表示が大切だと何度も言われてきましたが、寮生活の中で改めて学びました。当然のことですが、現在寮で一緒に過ごしている人とは育って来た環境や価値観が違うので、曖昧な受け答えをして相手に感じ取ってもらうということは通用しません。自分のスペイン語がまだ拙い分、あなたと話せて楽しい、あなたの話に興味があるという姿勢を示していくことによって、その時の会話が弾んだり、何かに誘って貰う事が出来ることを実感しました。1月末に何人かの友達が帰国してしまいましたが、彼らとは良い友人関係を築く事が出来たと思います。また、寮の管理人や警備員の方と通りすがったら明るく挨拶をする、食事のトレーを片付ける際には毎回笑顔でありがとうと伝える、などと人として当たり前の事ですが、疎かにしないようにしています。そのおかげもあってか、最近では食事を受け取る時に、コメドールの配膳をしてくれる方々が、クラスはどうだった?この料理は好き?などと話しかけてくれるようになりました。

仲良くしていた友達が帰国してしまいました。非常に寂しいですが、このような関係が築けた事がとても嬉しいです。

<元旦とレジェス・マゴスはどのように過ごしましたか。また、新年の抱負を教えてください>
年越しは、寮の友達とパーティーをしました。休暇期間はコメドールも閉まっていて部屋にはキッチンもないので、美味しい食事をする事は出来ず、日本のおせち料理が恋しくなりましたが、スーパーで色々と買い込み、電子レンジだけで工夫してパスタなどを作りました。それらをコミュニティールームに各自持ち寄ってパーティーを行い、そのあと近くのセルバンテス広場でdoce uvasをして新年を迎えました。スペインには、新年に鳴る12回の鐘に合わせて12粒のぶどうを食べて願い事をするといった面白い文化があります。体験してみたいと思っていたスペイン文化のひとつだったので、友達と楽しく過ごす事が出来て良かったです。

セルバンテス広場でdoce uvasをした時の写真です。寮の友達とその兄弟も来ました。
寮で行った年越しパーティーの写真。ほとんどのスペイン人は地元に帰っているので、自由に使うことが出来ました。
アルカラの市役所でpre uvasと言われる年越しの予行練習がありました。年越しの24時間前にブドウの代わりに12粒のグミで練習をしました。

☆Y・T☆