【カーン】フランスからの便り

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<授業内容について>

Communication orale et écrite(会話・作文・文法): 会話練習では日常的に使う内容から中心に学んでいるため普段の生活に生きていると感じる事もあります。とにかく実践的にどんどんペアワークなどで会話練習をしたり、文章を書くので日本にいる時よりもより実力が伸びているのではないかと思っています。

 Grammaire(文法): 会話の授業でやった内容を用いて文法解説されることも多く、実践的な文章を用いて文法を学べているのがよいなと感じます。宿題が多めに感じますが授業が早めに終わるため困るほどではないです。 

Phonétique(発音): ヘッドフォンを使用し、自分の音声も毎回録音されているので間違いがあると先生から指摘されその場で直す事が出来るため、効率的に発音を学ぶ事ができているのではないかと思います。 

Société et culture française(文化・地理):文化や地理と同時に文法や単語についても学んでいます。たまにそれぞれの出身国との比較なども行われます。この授業ではフランスについての知識を増やす事が出来るし、新たな発見も多く、グループワークも多いためとても楽しいです。

      

<課外活動について>

私は、EIC(ERASMUS INTERNATIONAL IN CAEN)に所属し、留学生を中心に国際交流を行っています。9月は、カーン地元巡りや、ウェルカムパーティ、インターナショナルカフェ、モンサンミッシェルツアー、ビーチツアー、スケートなど週末を中心に様々な活動を行いました。ここで多くの留学生と知り合ったり、現地のフランス人学生との繋がりも作る事ができました。ここでの活動時だけでなく、普段から一緒に夕食を作ったり、たまに外食に行ったりもしています。最初の頃はここで知り合った人に色々教えてもらいながら生活していました。基本的に留学生同士の会話は英語の事が多いため、フランス留学中の英語力の低下を心配していましたが、英語を使う機会もできて満足しています。ただ、自分の英語力の無さをとても実感し言語の壁を感じることも少なくないので、フランス語と共にもっと勉強しなければいけないなと感じています。

 

 もう一つ私は大学のスポーツクラブ(部活動のようなもの)に所属し活動しています。これはカーン大学のクラブなので、留学生だけでなく現地大学生と共に活動しています。クラブは何十種類もあるスポーツの中から好きなものを自分で選べるので、私はフィットネスダンスを選びました。月末から始めたばかりですが初回がとても楽しかったため、これからの活動がとっても楽しみです。フランス人の学生が9割以上なので、現地の学生との交流もできたらなと思っています。

<フランス生活で気が付いたこと>

1ヶ月の留学生活を通して、日本とフランス、日本と海外の違いを実感する場面が多くありました。

まず、フランスには至る所にゴミ箱があるという事です。フランスでは、15m間隔ほどでゴミ箱が設置されています。捨てたい時にすぐゴミを捨てることができるし、おかげで道端はとても綺麗です。また道端のゴミ箱でもリサイクル可能なものとそうでないもので分別して捨てられるようになっています。 

次に、日本のお店がいかに便利かということに気づきました。コンビニや100円ショップなど日本には便利なお店が至る所にあります。フランスではコンビニは1軒もないし、お店も早く閉まります(大体19:00頃、大きなスーパーに行けば21:00頃まで)。また店主によって気分で店を閉めてしまうこともあるため実際に書かれている営業時間よりも早く閉まっていることもあります。また、円安なこともありますが物価が高いなと感じる事が多いです。食材は最近はトラム(電車)に乗って20分-30分ほどで行ける大きなスーパーが安いことが分かったので、週末や午前授業の日に出掛けて纏めて買うようにしたり、日曜のマルシェで買うようにしています。  

  

3つ目にフランス人はとても温かい人が多いということです。フランスに来る前は、フランス人は冷たい、英語は話してくれないなどの噂を聞いていましたが、実際に生活してみると本当に温かい人が多かったです。大学内で彷徨ってたら声を掛けてくれる学生がいたり、買い物に慣れていない時は店員さんや周りの方が優しくやり方を教えてくれたりと、何か困っていれば声を掛けて助けてくれます。また、高い棚の物が届かない高齢の方にスッと取ってあげる若い人や重い荷物を持って助けてあげる人など、人の温かさを感じる場面を多く目にします。またお店に入るときや出るときに必ず挨拶を交わす文化も素敵だなと感じます。商品を待っている間や信号待ち、電車待ちなどちょっとした時に話しかけてくれる人も多く話す事が好きな人が多いんだろうなと感じました。話していて、日本に興味を持ってくれている人がたくさんいる事もびっくりしました。実際に寿司屋さんは街中でも結構見かけるし、漫画もたまに見かけます。  

 

最後に、人の目を気にせずに過ごしているという事です。日本では同調圧力が強いため自分では意識してないつもりでも、日本人はどこかで周りと合わせないとと思うことも多々あると思います。フランスに来てみてみんな自由であるなと感じました。フランスにはいろんな人種がいて、肌の色や宗教、バックグラウンドなどさまざまな人がいるからこそ他人の目を気にせずに過ごしているんだろうなという事が1ヶ月の生活を通して伝わってきました。それは服装や髪型、髪色などにも現れていて、街中を歩いていると本当に皆それぞれ違っていて個性があって素敵だなと感じます。フランスの自由で開放的な雰囲気が私はとっても素敵だなと感じています。

カーン大学へ留学中のSさんより