国際交流基金アジアセンターの助成を受け、ベトナム中部の陶器づくりを再興させるため文化省無形文化財課長とホイア陶工を招聘した。中部ベトナムの陶器は弥生式土器と類似し素焼きを基本としていたため、プラスティック容器に代替えされ衰退した。当初は釉をかける有田の技法を紹介したが、素焼きの伝統を生かしたいとのことで、素焼きのままで食器等に使用できる備前の焼き締め技術を経験してもらった(向後千里客員研究員・くらしき作陽大学准教授)。