ボルジギン・フスレ教授が編集した論文集「国際的視野のなかの溥儀とその時代」が風響社より出版された。これは2020年12月に開催した昭和女子大学100周年記念国際シンポジウムで、日本・中国・ロシア・台湾の研究者が発表した論文を収録したもの。近年の研究の歩みをふりかえり、関係諸国所蔵されている膨大な多言語の史料を統合し、歴史、社会、政治、文化などの諸分野の最新の研究成果を展望し、国際的視野のなかで溥儀とその時代を再評価しながら、議論を展開している。