150年前の今日:1862年7月4日

今から150年前の今日:1862年7月4日、数学者チャールズ・ドジソン(筆名:Lewis Carroll)が友人とリデル三姉妹を連れて、ボートでピクニックに出かけた時に、次女アリス・リデルを主人公にして即興で話した物語・・・・・
そう、それは、『Alice’s adventures under ground (地下の国のアリス)』(1865年)、後の『不思議の国のアリス』でした。
挿絵は、ルイス・キャロル自身が描いていましたが、その後、当時イギリスで人気の挿絵画家ジョン・テニエル(John Tenniel)によって描かれました。白ウサギの絵など、皆さんもよくご存知の挿絵を描いた人です。テニエルは、『The nursery “Alice”(子供部屋のアリス)』(1889年)で初めて挿絵に彩色しましたが、その時のアリスのドレスは、黄色だったんですよ~:-o
この本は、『不思議の国のアリス』(1865年)よりもやさしく、20点ものテニエルの挿絵を見ることができます。現代では、アリスの本がたくさん出版されていますが、洋書では、オズボーン・コレクション(トロント公共図書館)の中の1冊:『The nursery “Alice”』1889年の復刻版は必見eye
図書館には日本語訳の『子供部屋のアリス』と、ルイス・キャロルが挿絵を描いた『地下の国のアリス』もあります。もしかしたら、少女アリス・リデルに語っているルイス・キャロルに会えるかも・・・・・

『地下の国のアリス』 ルイス・キャロル著 ; 安井泉訳・解説. 新書館, 2005.2.
(所在:3F開架室 請求記号: 933.6/Car-C)
『The nursery “Alice” : containing twenty coloured enlargements from Tenniel’s illustrations to “Alice’s adventures in wonderland ” with text adapted to nursery readers』 by LewisCarroll/[illustrated by John Tenniel]/the cover designed and coloured by E. Gertrude Thomson. Holp Shuppan, 1979.
(Reprint. Originally published: London : Macmillan, 1889)
(所在:B1書庫 請求記号:J908/Fuk/24)
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