読んだことのある方もいらっしゃると思いますが、
何度でも読み返したくなる本です。
著者が36歳でノートルダム清心女子大学の学長に
任命され、自信を喪失し、修道院を出ようと思いつ
めた時に、一人の宣教師が渡してくれた短い詩の冒
頭の一行が「置かれたところで咲きなさい」という
言葉だったそうです。
二・二六事件の時に、軍人であった父親を目の前で
殺され、様々な病に苦しめられた著者の文章は、心
に響きます。
著者は本学でも授業や講演をされていましたので、
直接お話しをお聞きしたことがありますが、優しく
穏やかな方でした。
気持ちを落ち着かせたい時などに、この本を手に取
ってみてください。
一節ごとに書かれている最後のまとめの言葉の中に、
心の支えになる言葉がきっと見つかるはずです。
(所在:3F開架室 / 請求記号:159/Wat)
(光)