貴重書展示:錦絵「墨陀堤遊覧之図」

みなさん、お花見はされましたか。
見逃しちゃったなぁと思った方は図書館にいらしてください。
明治のお花見の様子を見てみませんか。
明治14年(1881)、安達吟光(アダチ ギンコウ)が描いた錦絵「墨陀堤遊覧之図(スミダヅツミ ユウラン ノ ズ)」を展示しています。
錦絵は、江戸で生まれた色鮮やかな多色刷りの版画です。鮮やかな朱が印象的です。4代将軍家綱が墨堤に桜を植え、お花見はますます庶民に広がったようです。
隣には「東都歳時記」を展示しています。こちらは近世後期における江戸および近郊の年中行事を月順に説明している板本ですが、お花見については2月(旧暦)に説明があります。

「花より団子」という方は、「さくらもち」というのぼりを探してみてください。
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※図書館正面ゲートのすぐ脇の展示ケースに入っています。

(Y.I)