「バトンをつなぐ」-日本語教育能力検定試験

<授業風景>

「日本語教育Ⅱ(日本語教育特論)」は2016年度に新設された科目で、毎年10月に実施される「日本語教育能力検定試験」に合格することを目指し、後期は言語関連の内容を中心に、前期は教育に関する内容を中心に講義を行っています。

この授業では、昨年、一昨年と、在学中に日本語教育能力試験に合格した助手から、日本語教師になりたい学生に向けて、アドバイスを行いました。試験対策はもちろんのこと、当日の長時間に亘る試験を乗り越えるコツなど、経験者だからこそ伝えられる内容です。大切なことは、大学の授業をしっかり理解することと、志を同じくする友と切磋琢磨すること、過去問を全て正解するまで繰り返し繰り返し解くこと、だそうです。
助手からの熱い思いを受け止めた学生さんの眼差しが輝いていました。
 

日本語教師になるためには様々な方法があります。
1.大学大学院で日本語教育に関する科目を所定の単位数修得すること
2.日本語教育能力検定試験に合格する
3.民間の日本語教師養成講座を受講する
日本語教育能力検定試験は、日本語教育を行う専門家として基礎的な知識を有しているかをはかる試験で、合格率が約20パーセントと難しい試験です。

今年度は、受講者の中から数名受験しています。
12月の合格発表を、首を長くして待っているところです!
先輩からのバトンがつながることを期待して止みません。

(KW)