〈日文便り〉
5月に、大学間の協定に関する打ち合わせのため、国際交流課の職員さんと一緒に、
イタリアのトリノ大学(University of Turin)と
ベネチア大学(Ca’Foscari University of Venice)を
訪問してきました。
6月はトリノ大学について書いたので、今回はベネチア大学について書きます。
写真はベネチア大学の日本語の授業を見学させていただいた際の写真です。
ベネチア大学では、履修登録もなく、出欠を確認することもなく、
単位が必要な人だけが最終試験の登録を行って受験をするそうです。
出欠が厳しくないというのは楽そうに思えるかもしれませんが、
逆に、自分で学習を管理する主体性が強く求められるといえます。
なお、ベネチア大学はイタリアで最も日本語教育が盛んな大学だと
言われているそうです。
次の写真は、ベネチア大学の国際交流課の様子です。
ベネチア大学に留学したらお世話になると思います。
事務の様子は日本と似ているかと思いますが、
次の写真はイメージが大きく異なるのではないでしょうか。
これは、この事務の窓からの眺めです。
以上のような環境で学んできたベネチア大学の学生さんは、
日本の大学に来た際にどのようなところに留意するのか、
話し合ってみてはどうでしょうか。
その後、自分自身でベネチア大学に行って確かめたり、
他の国内外の大学に行って比較したりすることができると、
さらに実感の伴った異文化理解につながりうると思います。
〈OB〉