日文 先輩後輩インタビュー企画☆1-学科の学び—

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<受験生の方へ>

こんにちは。日文の植松です。
受験生の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
例年であれば、夏はオープンキャンパスで、受験生の方と在学生や教員が直接話をすることにより
雰囲気を知っていただけるのですが、今年度はコロナウイルス感染拡大にともない、
オンラインでの受験相談実施となっています。

9月にもオンライン受験相談を予定していますので、ぜひご参加いただきたいのですが、
その前にブログで在学生の様子をお伝えしたいと思います!
少しでも昭和女子大学、そして日本語日本文学科の様子を感じ取っていただくことができれば幸いです。

今回は、文学コース(古典ゼミ)4年 伊藤さんと、
言語コース(日本語教育ゼミ)3年 福積さんにインタビューしてみたいと思います。
では、始めていきましょう!

~まずは雑談から…~
U:こんにちは!伊藤さん、福積さん、お久しぶりです。今日はよろしくお願いします。
伊・福:よろしくお願いします!
U:今、なかなか外出できないですよね…。お二人はどんなことをして過ごしていますか?
伊:私は来月、大学院の入試があるので院試の勉強をしたり…あとは卒論書いてます。
福:私はめっちゃ就活やってます!それから毎日プールで1時間泳いで体を鍛えてます。腹筋割りたいです(笑)。
U:お二人とも有意義に過ごしてますね…それにしても福積さん、腹筋割りたいって…(笑)

~昭和日文のいいところって…?~
U:さて、始めましょうか。じゃぁ、まずですね、普通は最後に締めくくりとして聞くことだと思うんですけど(笑)、受験生がズバリ聞きたいことだと思いますので、はじめに聞いてみます。昭和日文のいいところって?
伊:アットホームで、先生と学生の距離がいい意味で近いところですね。授業中でも、授業外のちょっとした時間でも、教員に疑問や感想をすぐに伝えられる環境がいいなと思います。
福:私も教員との距離が近いところ、それと、まじめな学生が多いのがいいと思います。それから、日文の学びって、文学にしろ言語にしろ、身近にあることですよね。日常の当たり前を掘り下げていくと、学問になる。それが一番面白いなと感じています。
U:確かに、日文に限らず本学全体に言えることですが、教員と学生の距離は近いですよね。ふとした疑問を気軽にぶつけやすいのも、距離の近さによるのかもしれません。勉強だけではなく生活のこと、人間関係のこと、キャリアのこと、それから他愛もない雑談もしやすい雰囲気がありますよね。いや本当に、雑談大事。ふとした気付きが本質につながっていくことって、よくあるんですよね…

~言語コース、文学コース、それぞれの学びについて~
U:伊藤さんは文学コースの古典ゼミ、福積さんは言語コースの日本語教育ゼミですよね。
お二人がそのゼミを選んだ動機をお聞かせください。
伊:私は大学1年生の時にコースを決めていたわけではないんですよ。
U:言語も興味があったんですね。
伊:受験の時に、古典を中心にやりたいなーと思ったけど、1年生の時って色々な授業を必修でとりますよね。文学も語学も、まずは広く学ぶ。その時に語学も面白いなーと感じて。たとえば私は地方出身なので、日本語学で方言のことを学んだ時に面白いと感じたんです。
U:でも、古典文学に。
伊:はい。文学を好きになったきっかけが源氏物語で。源氏物語の仮名の作品を見たときに、長いことやっていた書道と源氏物語を何か関連付けられないか?と思って、それで平安の文学をやろう、と決めたんです。
U:昭和日文は、コース制を取っているけれども、1・2年では言語と文学について幅広く学んで基礎を固めた上で、コースを選んで専門性を深めることができるのがいいですよね。入学当初に「絶対に文学!」と思っていてそのまま変わらない例もあれば、言語の面白さに目覚める例もあるし、またその逆もある。基礎を固めつつ、幅広く言語文化にふれて自分の興味を広げられるのがいいですよね。福積さんは、いかがですか。
福:私はですね、(おもむろに受験当時の大学案内を開く)この教員の授業紹介に書かれている会話データ分析をやりたくて、この大学に入ったんです。だから日本語教育がやりたいから日本語教育ゼミ、というよりは、「会話データ分析」がやりたくて、それが日本語教育の分野だったから結果的に日本語教育に興味を持った、という感じなんです。
U:大場先生の授業ですね。会話データの分析に興味を持ったのは、どうしてですか。
福:テレビを見ている時に…例えば芸人さんとかMCさんとか、喋りがうまい人っていますよね。そういう人がもし営業の仕事をしたら、どんな感じになるんだろう?「話すこと」の背景には何があるんだろう?そういうことについて学んでみたい、考えてみたい、って思ったのがきっかけです。
U:受験生は細かな情報もしっかりと見てくれているんですね。貴重な情報をありがとうございます!
では次に、今年度前期のオンライン授業についてお聞かせください。

~2020年前期の授業について~
U:前期は全てオンライン授業でしたよね。初めての経験だったと思いますが、いかがですか。お二人が前期に受講した授業の中で、特にこれが面白かった!印象的だった!という授業はありますか?
伊:私は、書道実習ですね~。
U:書道実習!日文は書道科目も充実していて、上級生向けの科目もありますよね。そういえば、伊藤さんは国語科教員とあわせて書道教員の取得も目指していますよね。
伊:はい。両方取得したいと思っています。1年生から色々な書道科目を履修してきましたが、今回は本当に新鮮でした。いつもは書道の科目って、教師対学生、1対1が基本になるじゃないですか。自分の作品を添削されている最中に、他人に見られることはほとんどない。
U:そうですよね。先生の講義を聞き、お手本を見て、自分と格闘して納得のいく字を書き、先生に添削していただく。自分の作品が添削される様子が見られること、他人の作品が添削される様子を見ることは少ないですよね。
伊:それが、今回は毎回公開添削があって。自分の書いた作品を授業中に写真に撮って送り、それをもとに添削をしてくださるんです。そして自分の字が添削されている様子を、他の受講生全員が見ているんです。それが、いい意味での緊張感というか、集中力が高まる感じがして…。あと、普段は他の学生が書いた字をじっくりと見ることはないけど、オンラインで画面に映し出されて添削されていれば、しっかり見る。「この人はこういう字を書くんだ」「この字、いいな」「なるほど、ここはこうするとバランスがとれるんだ」とか、他人が添削されている様子から気付くことがある。本当に新鮮でした。
U:それは面白いですね!オンラインという制約がある状況だからこそ、新しい試みがうまれてくる。書道実習に限ったことではありませんが、オンライン授業で得た気付きや方法が、今後の対面授業の内容や質を変えていくことってあるだろうな、と感じます。とても興味深い事例を教えてくださりありがとうございます。
福積さんはいかがですか?
福:私はやっぱり専門の、ゼミの授業ですね。以前からやりたかった会話のデータ分析の基礎を学ぶゼミです。最終レポートで自分で選んだデータを分析して提出するという課題が出たんですが、やはり興味を持っていることだけあって、本当に面白かったです。
U:データはどのようにして取ったんですか?
福:今回は対面でのデータ収録できなかったので、私はLINEにおけるやりとりを集めました。
U:具体的には、どんなやりとりを対象にしたんですか?
福:これは私自身の経験なんですけど、親しくない人にLINEするの苦手なんですよ。特に、何かをお願いする時。でもある時に、それほど親しくない人に対してLINEでお願いをしなければならないことがあって。その時の経験がきっかけで、「親しい人とそうでない人に対するLINEにおける依頼の仕方にどのような違いがあるのか?」を明らかにしたくて、データを取りました。
U:LINEということは、分析対象は「ことば」だけではないですね。
福:はい、スタンプの使い方も含めて、データとしました。
U:本当に、冒頭に福積さんがおっしゃったとおり、日常生活の中で何気なくやっている会話のやりとりですよね。でも実はその背景には、無意識のうちに働いている何かがある。それを解き明かす作業はわくわくしますね。

インタビューはまだまだ続くのですが、長くなりますので、今日はいったんこのあたりで。
昭和女子大学バーチャルオープンキャンパスでも学科紹介動画動どを見ることができますので、ぜひご覧くださいね。

第2回のテーマは資格の取得です。お楽しみに☆

(植松)