2020年11月

TUJ「 Capstone Japanese」授業内意見交換会 [2020年11月18日(水)]

<日文便り>

11月上旬に、日文生がテンプル大学ジャパンキャンパス(以下TUJ)の授業に参加し、
TUJ生による日文学生に対するアンケート調査の結果の発表を聞き意見交換をしました。
本授業はコロナ禍の影響もありオンライン(ZOOM)を通して行われました。
アンケート調査は予め行われたもので、30名以上の日文生が協力したものです。
このように様々なITツールを利用しながら、日文とTUJは連携して授業を実施しました。

以下、参加した日文生からの感想です。

TUJの方と交流するのは2回目でしたが、とても緊張しました。しかし、自己紹介の時に漫画などの趣味のお話で盛り上がり、とても親しみやすかったです。私は「リア友とネッ友の違い」についての発表を聞きました。その後の意見交換では、ネッ友についてそれぞれの考えを出し合ったり、自身の経験を紹介したりと、かなり充実した話し合いになりました。時間の都合で途中で抜けてしまいましたが、もっとお話ししたかった思うほど楽しい交流会でした。(IT)

私は初めてTUJの交流会に参加し、コミュニケーションをとりました。皆さんの日本語能力の高さには驚かされました。私のグループの発表の内容は「日本のリア友とネット友の違い」でした。日本での印象を調べていて、留学生ならではの視点がたくさん含まれているなと感じました。友達についての日本の選び方、在り方、更には他国からの友達についての在り方と差を分かりやすく調べていました。発表の内容は本当に素晴らしかったです。少し気になったのはやはり「正しい日本語の使い方」です。パワーポイントの文字はほぼ正しく書かれていたのですが、発表で日本語を話すとなると、「接続詞」や「助詞」の使い方が曖昧なところが見られました。確かに私も日文で学んでいて、日本の文法は難しいと実感しています。私自身もそういったことを日本語母語話者ではない方々に教えていきたいなと改めて感じることができました。本当に貴重な体験でしたありがとうございました。また参加していきたいと思っています。(YO)

TUJの学生との会話では、日本語・英語・ブルガリア語の三ヶ国語が話せる方がいたりその他にも日本では体験できないようなエピソードを聞かせてもらいました。TUJ=英語という印象が強かったが、楽しく交流することができました。初めて会う人同士でも会話が弾みました。またこのような機会があれば参加してみたいです。(KS)

TUJの皆さんのプレゼンのテーマが、「フィットネスジムの広がり」や「学習塾に通う子どものメンタルヘルス」など、私達も気になる日本の現状を調査していて、興味深い研究ばかりでした。様々な意見を交換し合い、とても楽しい時間を過ごすことができたと思います。(NT)

コロナ禍が長引く中で、ネットを通してTJUのみなさんと交流ができてうれしいです。大変な時期にも関わらず、みなさんが論文のため、どのくらいがんばってきたかが伝わりました。最後まで応援しています。(JS)

これからも日文とTUJの交流は活発に続いていきます!

(TK)

 

 

会話データ分析を学ぶと? [2020年11月11日(水)]

〈受験生の方へ〉

昨年10月は、第7回昭和女子大学日文公開講座において、「会話を科学する。-ストーリーテリングの世界」というタイトルで、東京外国語大学の中井陽子先生と共同講演を行いました。

https://swuhp.swu.ac.jp/university/nichibun/openlecture.html

ここでは、ストーリーテリングという体験談の語りにも実は構造があり、その構造を意識することで、ある程度の長さを持った内容を相手にわかりやすく、そしておもしろく話せるようになることをお伝えしました。
そして、それが、実は、大学の授業で求められるレポートや論文などのある程度長い文章を書くことにもつながると発展的にお話ししました。
日常会話でありふれたやりとりにも実は構造があること、それが、大学で求められる能力にも実はつながっているという内容でした。

今年は、残念ながら新型コロナウイルスの影響で開催できなくなってしまったのですが、学外の理系の研究会から、会話に関するセミナーのお話がありました。これまでも会話データ分析の研究成果をふまえて教育活動を行ってきましたが、全く異なる分野からセミナーの依頼を受けたのははじめてでした。
そこで、どのような場面のどのような会話に困っているのか、担当の方と何度もメールでやりとりをしました。
その中の一つに、自分の専門を知らない人にうまく説明できないというものがあり、まさに、昨年の体験談の語りにつながるものだと思いました。異分野の人達の悩みも、実は、私が普段の日文の授業で学生から聞く悩みとほぼ同じであるように思います。

日常会話は、話している話題などから表面上は異なるかに見えるものでも、その根底にあるやりとりの無意識のルールのようなものには、実は、変わらないものもあります。
その無意識のルールのようなものを、「会話データ分析」では、録音・録画・文字化したデータをもとに客観的に分析していきます。
この手法を学ぶことで、自分の会話も冷静に見直すことにつながると思います。

これから受験するみなさんも、受験という緊張する会話、そして大学入学後も多様な場面の会話を経験することと思います。
その会話を冷静に見直す方法の1つとして、みなさんと一緒に、会話データ分析について学んでいきたいと思っています。

<OB>