<授業風景>
こんにちは。日文の植松です。
今年から新しく開設された「サブカルチャー論B」の授業の1コマを紹介します。
サブカルチャー論Bは、アニメ・マンガを中心とするサブカルチャーを、近代文学・古典文学・日本語学・日本語教育の4名の教員がそれぞれの見地から読み解いていく科目です。
私の専門は日本語教育なので、日本語教育の中でサブカルチャーがどのように扱われるのか、海外の日本語学習者が日本のサブカルチャーをどのように見ているかを取り上げました。
私が担当した初回の授業では、北京郵電大学の日本語科3年生18名と担当教員にクラスのZoomに入室してもらい、授業交流を行いました。
海外で日本語を学ぶ同世代の学生が日本文化のどのような面に興味を持っているのか、リアルな声を聞くことができました。海外との交流に興味がある学生はもちろん、これまでそのような機会がなかった学生にとっても良い刺激となったようで、もっとじっくりと意見を聞いてみたかった!という声が多数聞かれました。中国の学生にとっても、日本語を使ってアカデミックな内容について意見交換ができる貴重な機会となったようです。来年度は、海外の複数の日本語教育機関と授業をつなぐことができたらいいなと考えています。
(植松容子)